55! KUMAMOTO! GO! GO! KUMAMOTO!

美味しく飲み、美味しく食べる
それは良き人世の楽しみです

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背番号 1

あらき／荒木孝昭さん

当店には世界中から厳選して仕入れたワインなどのお酒と、それらに合う食材を揃えています。

国内外から集められた、お酒との相性ぴったりな食材にも注目したい

監督は選手のコンディションと能力を良く知っていた方がいいでしょう？そしてこのピッチャーにはこの選手が相性良いとか。ワインと料理も同じ。話し合い、良く理解することはとても大事なんです。

ホンモノだけを扱うことを信条に、現在、当店で扱うワインは約1,000種。昔は10,000種扱おうと躍起になり、それを実現させましたが、ある日、ワインの声が聞こえなくなっていたことに気づきました。

それからは扱う本数を減らし、自分が本当に気に入ったものだけを置くようにしました。うちに置いてある商品を見て頂くと気づかれると思いますが、どこにでもあるものは置いていません。それが欲しいと言われるお客さまには、「申し訳ありませんが違うお店でご購入ください」と、お伝えしています。それが私達の現在のスタンスです。

奥のワインセラー。遠方からも多くのワイン好きがここを目指す

だからこそ、とにかく自分の舌で判断して仕入れることにこだわり、可能な限りヨーロッパの生産者を訪ねています。日本酒や焼酎も同じ。必ず蔵を訪ねます。

ダイニングレストランでは「世界の料理人101人」に選ばれた奥田政行氏の元で修業した奥様が腕をふるう

食事を美味しくするためにワインを飲む。お肉は赤、魚は白と良く言われるけど、それだけでは間違ってしまう。塩で食べるか醬油で食べるかでも変わるんですね。当店に来られる際は、ぜひ献立をお伝えください。食事に合わせたベストワインを探すお手伝いをさせていただきます。

【HP】 http://www.araki-vino.co.jp/shop/

【住所】熊本市南区城南町下宮地431-1マップで見る

【電話】 0964-28-6550

【営業時間】 9:30〜20:00
（ダイニングレストランは11:30〜オーダストップ20:00）

【定休日】水曜
（レストランは水曜、第3火曜）

清正公も愛した湧水で
育ったマスを食べなっせ

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背番号 2

くまもと水の迎賓館お手水の森／一瀬明子さん

熊本市街地からそんなに離れていないのに、とても緑豊かな場所なんです。

3,000坪の敷地には湧水がこんこんと湧いていて、美しい池や緑豊かな庭園を散策したり、湧水で育ったニジマスを釣って味わうこともできるスポットなんです。

熊本市街地から車で15分で、この景色！

昔ながらの湧水地だったこの土地に、父が「柿原養ます場」を開いたのが昭和37年のこと。庭園や池を整え、木々を植えて釣堀を作り、湧水でニジマスを育て始めました。令和元年に「くまもと水の迎賓館　お手水の森（おちょうずのもり）」という名前でリニューアルしました。

水量豊富で一度も枯れたことがないと言われる湧水「お手水の御滝」

敷地内には、環境省選定平成の名水百選に認定された「金峰山湧水群」の1つであり、熊本名水百選の「お手水（ちょうず）の御滝」が湧いています。神武天皇の皇孫・健磐龍命（たけいわたつのみこと）がここで手水を使ったとされていることが名前の由来で、かの加藤清正公もこの水を好んで足を運んだといわれているんですよ。

手ぶらで来て楽しめるマス釣りは、小さなお子様でも簡単に釣ることができます。そして、ミネラルたっぷりの湧水で育ったマスは臭みがなく、お刺身はプリプリ、塩焼きや天ぷらはフワフワ。魚嫌いのお子様でも食べられると好評なんです。

「松定食」は、ニジマスの塩焼き、天ぷら、刺身付き

60年以上の歴史があるので、3世代、4世代で通われたり、子どもの頃に遊んだのを懐かしんで来てくださったりする方も多くいます。

パワースポット巡りのように庭園を散策したり、釣りを手軽に楽しんだり、ニジマス料理を堪能したり…、いろんな過ごし方で、熊本が誇る水の美しさを全身で感じていただきたいです！

【HP】 https://nijimasu.jp/

【住所】熊本市西区花園7-1626マップで見る

【電話】 096-352-9609

【営業時間】 11:00～17:00
17:00～21:00（当日17:00までに要予約）
※土・日曜、祝日は10:30〜

【定休日】火曜

水前寺を、熊本を、
ここで感じてみてください

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水前寺ギャラリー茶寮松柏／市丸耕太郎さん

「水前寺成趣園」参道に2022年3月にオープンした「水前寺ギャラリー茶寮松柏（さりょうしょうはく）」です。歴史ある参道に溶け込むような落ち着いた空間のカフェ&ギャラリーをつくりました。

元々近くの『旅亭松屋本館』に約20年勤めていたのですが、歴史ある参道をもっと盛り上げたいという思いから開業に至りました。

食を通じて熊本を知ってもらえたらと思い、店内で出すメニューにはほとんど熊本産の食材を使っています。

一番のおすすめは「水前寺菜」。水前寺成趣園の中でも栽培されている肥後熊本の伝統野菜で、湯豆腐やスイーツでその味を楽しめます。玉名の南関あげを使ったおいなりさんや、宇城市産レモンを使ったレモネードも美味しいですよ。また、和紅茶は実は熊本発祥で、当店では南区城南町で大切に育てられた茶葉を使用しています。

水前寺菜の湯豆腐と松柏いなりのセット

店内で使う器も熊本の陶磁器で、小代焼を中心に店内奥のスペースでは展示販売も行っています。水前寺成趣園を作庭した細川家の現19代目・細川護光氏の器は他では中々見ることができない作品です。

県木の楠の一枚板を使ったカウンター

始めて熊本を訪れた人には、食を通じて熊本を知ってもらえるように、地元の人には熊本の良いところを再発見してもらえるような拠り所になってほしいと思います。

日本の三名園にも劣らない美しい「水前寺成趣園」と食と芸術で熊本を感じる「松柏」に、ゆるりと気軽に寄ってみませんか？

【HP】 https://www.instagram.com/saryoshohaku/

【住所】熊本市中央区水前寺公園7-2マップで見る

【電話】 096-282-8421

【営業時間】 10:00～17:00

【定休日】月曜

細川家ゆかりの地
由緒ある回遊式庭園をお楽しみください

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水前寺成趣園・出水神社／岩田徹さん

歴代の細川家当主が築いてきた文化は、どれも美しいものばかりで、その一つにここ「水前寺成趣園」があります。

池の水が全て湧き水というのは、「水の都・熊本」ならでは

肥後細川家三代で、初代熊本藩主となった細川忠利公が御茶屋を建てたのがはじまりで、三代目・綱利公の時に回遊式庭園を完成させました。

まさに、350年以上前にお殿様が眺めていた景色を、現代も眺めることが出来る場所なんです。

園内に入り、左手にある出水神社は、西南戦争の翌年、明治11年に肥後細川家・細川藤孝（幽斎）公ほか３柱を主祭神として創建されました。

熊本地震で倒壊し2020年8月に再建された鳥居。扁額の文字は、細川家第18代当主で元総理大臣の細川護煕さんが手掛けたもの

神社では、細川ガラシャをデザインした御朱印帳もご用意していますので、そちらもぜひ。

他にも、園内では、武士のたしなみとして栽培がはじまったとされ、現在も門外不出の「肥後六花」も見所です。園内では、開花の季節になると肥後六花すべてをご覧いただけるようにしていたり、幽斎公ゆかりの「古今伝授の間」では、抹茶とお菓子もいただけるなど、見どころがたくさんあります。

細川家とのつながりが深い水前寺。
水前寺といえば細川家というくらいに、このイメージをアピールして、多くの方に足を運んでもらいたいですね。時間が許す限り、ゆっくりとお過ごしください。

【HP】 http://www.suizenji.or.jp

【住所】熊本市中央区水前寺公園8-1マップで見る

【電話】 096-383-0074

【営業時間】 8:30〜17:00（入園は16:30）
※北門は9:30〜16:00

【定休日】なし

熊本の古町文化も食も
ここで味わっていきなっせ

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背番号 5

上村元三商店・源ZO-NE／上村元三さん

当店は、夜は居酒屋ですが、キャンドルハウスや企画屋、出張BBQ、古町まち案内といった、古町の情報発信の拠点です。

町屋の雰囲気を残しつつモダンに生まれ変わった

そもそもの始まりは祖父が金物店をしていて、昭和20年代にこの場所で「上村元三商店」を開店したんです。私はその数年後に生まれたんですが、その時から、継ぐことは決まっていたようなもの。だって名前が同じだけんね（笑）。ちなみに、この建物は築100年以上の木造建築で、地震で痛んでいたのもあって2022年1月にリニューアルオープンしました。洒落とるでしょ？

夜は「源ZONE」という名前で居酒屋をしています。熊本の味や、BBQも得意なので「炭火焼（豚バラ・豚肩ロース）」も用意してます。ブラジルの野菜ソース“モーリョ”をかけて食べるんですが、柔らかくてさっぱりしとって、酒が進みますよ。日本酒も熊本県産がいろいろ揃っとるけん、試してくださいね。

古町の魅力を伝える町案内の仲間たち

いろいろ話したばってん、うちの魅力は、何といってもお客さん同士の交流ですね。コロナ禍で距離はとらなんけど、心の距離は近い！　これから熊本ば巡ろうって時に、最初に来てくれれば、熊本の穴場情報もゲットできること間違いなしですよ。

知りたいことがあったら、何でも聞いてはいよ。

【HP】なし

【住所】熊本市中央区魚屋町3-13マップで見る

【電話】 096-352-5187

【営業時間】 18:00〜24:00

【定休日】不定

熊本のお殿様たちが愛でてきた
伝統工芸に触れてください

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背番号 6

肥後象嵌光助／大住裕司さん

肥後象嵌ってご存知ですか？象嵌とは、鉄地などに金銀を打ち込んで装飾を施す、日本に古くからある伝統工芸のことです。熊本には、約400年前の江戸時代にやってきたと言われ、その後、文化人としても知られる細川忠興公が、職人に刀の鍔（つば）の象嵌を作らせたのが、肥後象嵌の始まりです。

当店は元々鍛冶屋だったんですが、鉄製品を作る分業制のなかで象嵌を作っていて、時代の移り変わりと共に肥後象嵌専門に。明治7年に雅号を「光助」として、以来その名で象嵌を作るようになり、現在に至ります。

電車通りに面した工房兼ショップ

私は、東京で働いていたんですが、スキーで全治1年のケガをしてしまって…。熊本に戻り、そのまま象嵌の道へ。現在は4代目として、肥後象嵌を作っています。

今、熊本に象嵌師は14〜15名ほどしかいません。伝統を守りつつ、新しいものを作ったり、違う業種の方とコラボしたり、時代に沿った商品を作っていこうとチャレンジしています。

肥後象嵌体験もあり、2週間後に完成

くまモンのアイテムを製作する体験や、文字盤や家紋を入れたオリジナルのものも作ることができるので、まずはご相談ください。

【HP】 https://mitsusuke.com

【住所】熊本市中央区新町3-2-1マップで見る

【電話】 096-324-4488

【営業時間】 9:00〜17:00
（土・日曜は10:00〜16:00）

【定休日】年末年始

都市公園でグランピング
江津湖でみんな遊ぼう！

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背番号 7

ON THE PARK／緒方隆史さん

熊本市民のオアシス、江津湖の湖畔に溶け込むように存在する「ON THE PARK」。私は管理運営を担当している緒方と申します！

1日の湧水量が40万トンと言われる、熊本市民の憩いの場「江津湖」

2022年3月にオープンした水前寺江津湖公園（上江津湖）の一角にあるグランピング＆アクティビティ施設です。人口70万人規模の都市の中心部にこんな自然豊かな公園があるのも珍しいですが、その中で宿泊できる、グランピングができる！というのは全国的にもかなり珍しいんですよ。

公共の公園を活用することもあり紆余曲折はありましたが、この豊かな自然をもっと知って楽しんでもらいたい、地震後の熊本に元気を取り戻したい、という思いを胸にオープンまでこぎつけました。

少人数対応のトレーラーハウスが3台

施設内には宿泊可能なトレーラーハウスがあり、バーベキューも楽しめます。また、スタッフが「のんびり・人生が豊かになる」をテーマに集めたミニ図書館、休憩もできるテントやテーブル、子どもが遊べる遊具も設置しています。

ピザやカレーの他、コーヒーやフルーツアイスも

キッチンカーでは、軽食やスイーツ、アルコールも用意。またイベントとしてマルシェや防災キャンプ、湖畔シネマも開催しています。

散歩するだけではもったいない。「みんなでもっと江津湖で遊ぼう！」というのが我々の思いです。どうぞ気軽に、ふらりと寄ってくださいね。

【HP】 https://onthepark.jp/

【住所】熊本市東区神水町27-21マップで見る

【電話】 080-3990-6569

【営業時間】 11:00〜17:00

【定休日】水曜

古き良き料亭文化を
城下町で味わってください

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背番号 8

日本料理おく村／奥村賢さん

「料亭」と聞くと敷居が高くて、躊躇する人が多いんですが、和のおもてなしの本質は「料理を心地よく楽しんでいただけること」。自分に心地いいスタイルで楽しんでもらう場づくりを第一に大切にしているのが「おく村」です。

明治3年創業。現在の店舗は2000年に改装

定食屋からはじまった「おく村」も、2020年に150周年を無事に迎えることができました。料亭をもっと身近に楽しんでいただけるように、ランチメニューも用意しているので、まずはそちらから足を運んでいただくのも良いかもしれません。

郷土料理ももちろん味わえます。
ひともじ（ワケギ）を茹でて巻き、酢味噌でいただく「ひともじぐるぐる」や「辛子蓮根」も。「馬刺し」はショウガと少し甘めの醤油、タマネギと一緒に召し上がってください。

熊本の郷土料理のひとつ「馬刺し」

熊本市にある「瑞鷹」をはじめ、県内の酒造のお酒も取り揃えています。

料理はもちろん、料亭文化を残すためには、まずは楽しんでいただくことを大切に考えているので、「夜桜の会」や仮装して楽しむ「おばけ」、ゲストを招いてのイベントなども企画しています。

他にも、湧水に恵まれた熊本市で古くから栽培されてきた「ひご野菜」の一つ“水前寺のり”を守る活動も行っていて、オリジナル商品の“水前寺のり素麺”を販売しています。ぜひ味わってみてください。

こんな風に、さあ、次は何をしようかな！っと、私自身もワクワクしながら企画しています。

ここで生まれ、いつでも身近にあった料亭文化を、守り受け継ぐことが私の使命。これからも創意工夫、さまざまなことにチャレンジしていきます。

【HP】 http://www.e-okumura.net

【住所】熊本市中央区新町1-1-8マップで見る

【電話】 096-352-8101

【営業時間】 11:30〜15:00（オーダーストップ14:00）/
17:00〜22:00（オーダーストップ21:00）

【定休日】不定

美味しいラーメンを求めて
日々、進化している一杯をどうぞ！

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背番号 9

ラーメン天外天熊本駅店／小田健史さん

1989年に誕生し、熊本市の中心市街地で「お酒の締めのラーメン」として親しまれてきたのが、「天外天」のラーメンです。それまで夜だけの営業でしたが、熊本駅店が2017年12月にオープンしたことで、昼間も食べることができるようになりました。

熊本駅にある「肥後よかモン市場」内にある熊本駅店。カウンターのみ

スタッフも若いので、客層も随分変わり、お一人で来る女性のお客様も。お酒の締めとして来ていた方がご家族と一緒に来店されることもあります。「美味しいって家で話したら、行きたいって話になって…」とカウンター越しに会話ができて、楽しみながら働けています。

当店のラーメンは、豚骨と鶏、それぞれを炊いたスープと、さらに両方を一緒に炊いた３種類をブレンドした呼び戻しのスープになっています。麺も自家製で、兄が製造を担当。濃厚だけれど後味スッキリの味わいになっています。

ニンニクパウダーがインパクト大のラーメンと、ふっくらとしたチャーシューが乗った「チャーシューめし」

ざく切りしたタマネギと背脂で甘味と食感をプラスした豚骨ラーメンに、福岡の「糸島メンマ」をトッピング。追加で佐賀の海苔をプラスすることもできます。

せっかく熊本の玄関口「熊本駅」で営業しているので、熊本はもちろん、九州の美味しいものを知っていただくキッカケになっていただきたいという考えからです。

先代の清永さんから兄が受け継ぎ、私も手伝うようになったのが2012年のこと。当初は、先代の味を変化させずに提供することに捉われていましたが、「美味しいは正義」だと考え、味の根本を大事にしながら、今は柔軟に変化することを良しとしています。

1年前に食べたラーメンと今は違うと思うので、熊本を訪れるたびに、味の進化を楽しんでいただけると嬉しいです。

【HP】 https://www.jrkumamotocity.com/amu/restaurants/H1F49

【住所】熊本市中西区春日3-15-30肥後よかモン市場1Fマップで見る

【電話】 096-342-6856

【営業時間】 11:00〜22:00

【定休日】なし

もりもり盛った熊本野菜を
お腹いっぱい食べてって

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背番号 10

gingila／落合麻希子さん

河原町旧繊維問屋街の一角に店を設けたのが2011年。食材の宝庫・熊本の野菜をた～っぷり使った「お野菜ランチ」は、水前寺成趣園参道に移転した今も人気の一品です。

熊本県水俣市出身の私が地元でオーガニック野菜を取り扱うお店と出会ったのがきっかけで、この素晴らしい熊本の野菜を使った料理をみんなに食べてもらいたい、と思ったんです。たくさん食べてもらうには気張った料理じゃいけないので、馴染みある家庭料理の味で提供しています。約10種類の総菜を一皿に盛り付けているので、見た目から楽しいって言ってもらっています。

現在、使っているのは日本有数の「有機農業のまち」と言われる山都町の有機野菜が中心です。新しい野菜、珍しい野菜もあり、器に彩りを加えてくれています。20種類の野菜を使っているのですが、さすがにご家庭でこの種類を揃えるのはかなり大変。だから、ぜひウチで楽しんでほしいですね。
野菜が苦手な人も美味しい！と言っていただく時は、料理人冥利につきます。頑張っている農家さんの想いをお客さんに繋ぐのが、料理人の役割だと思っています。

2022年3月に今の場所に移転して、席数は減りましたが、カウンターを多めにしておしゃべりできるようになりました。野菜料理の他に、肉料理も用意しています。食事を楽しみながら、熊本の食の豊さ・美味しさを感じてください。

【HP】 https://www.instagram.com/gingila_kmj/

【住所】熊本市中央区水前寺公園5-19 シティハウス23-1Fマップで見る

【電話】 080-4288-5082

【営業時間】ランチタイム11:00～15:00（オーダーストップ14:00）
カフェタイム14:00～18:00（オーダーストップ17:00）
夜ご飯タイム18:00～21:00（オーダーストップ20:00 ※土・日曜、祝日の18:00以降の営業は事前に確認をお願いします）

【定休日】月曜、他不定

ここは、街なかの“縁がわ”。
いろんな出会いを楽しんで

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背番号 11

オモケンパーク／面木健さん

老舗から新しいショップまで建ち並ぶ、熊本の中心市街地・上通アーケード。その中に空いた「余白」のような場所、それが『オモケンパーク』です。

アーケードを歩いていると、木々のあるパークの景色が唐突に現れる

ここには明治時代から漆器商や靴屋、そして貸しビルと100年以上の歴史を持つ「オモキビル」が建っていたのですが、2016年の熊本地震被災で取り壊しに。その際、ビルを建て直すのではなく、上通アーケードの“縁がわ”のような場所を作る選択をしました。地震被災を経て、人とのつながりを結ぶ場づくりをしたい、そして商店街に新しい価値を生み出したい、そんな思いが高まったんです。

そうして、「オモケンパーク」を2019年にオープンしました。コンセプトは、「人々が出会い、心をかわす場」。複数階建てのテナントビルが並ぶ中に、あえて平屋の小屋型カフェとオープンスペースを設けました。熊本のローカルな価値を感じられるよう、阿蘇から持ってきた木々を植え、溶岩石や小国杉をあしらっています。

復活させた100年前の井戸は、自由に手押しポンプで水を汲める。飲用でき、災害用井戸としての活用も

100年前の井戸を復活させて庭をデザインしたり、アーケードを見下ろせる2階テラスを作ったり。街なかのソーシャルデザインパークとして、公園のような楽しみ方もしていただける場所です。

カフェでは、生豆で仕入れて自家焙煎した丁寧なコーヒーや軽食を楽しめる

いろんな方との縁がつながり、さまざまなイベントの場としても活用いただいています。上通の歴史や個性を活かしつつ、新しい価値を生み出せる場所。熊本らしい街なかの個性や息吹を、ぜひここで感じていただきたいです。

【HP】 https://omoken-park.jp/

【住所】熊本市中央区上通町7-7-1マップで見る

【電話】 096-288-0230

【営業時間】 11:00～17:00

【定休日】月・火曜

郷土愛いっぱいの酒店です。
熊本の酒を味わってください

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背番号 12

川上酒店／川上靖さん・千恵さん

加藤清正公が作った古町へようこそ。
ここは、呉服町・米屋町・魚屋町・細工町・万町という取り扱う品目や職種などを表す町名のついた地域で、総称して古町と呼ばれています。

そんな歴史のある地域で、唎き酒師とソムリエの資格を持つ私たち夫婦がバッテリーを組んで酒屋を営んでいます。

色々なお酒を置いていますが、熊本県産を網羅したいという思いがあり、球磨焼酎全蔵元から、県産の日本酒、ワインまで幅広く揃えています。

日本酒・ワインセミナーの予約やお問い合わせはお電話で

店では、日本酒やワインのセミナーも定期的に行っています。利き酒のセミナーは座学とテイスティングの講座で、県内の蔵元の代表などを招いて講座を行うこともあります。作り手との時間は貴重ですし、お互い学び合うことが多いんです。

メイド・イン・熊本100％の「熊本ワイン」”菊鹿“

「熊本ワイン」も評判がいいですよ。農家さんが土づくりから行いこだわって作る上質なブドウを、丁寧にワインにしています。お料理にもよく合い、フランスのワインと比べても遜色ありません。自信を持っておすすめ出来ます。

脱サラして夫婦で酒屋を営んで30年近くになります。何年経とうと変わらないのは、地域を愛する気持ち。この気持ちを持ちながら、地域に溶け込み、観光客の方に熊本の良さを伝えていきたいと考えています。

熊本の魅力を、「酒」というツールを介して、外に向けてどんどん発信していきたいですね。

【HP】 https://www.instagram.com/kawakamisaketen/

【住所】熊本市中央区万町2-3マップで見る

【電話】 096-326-1568

【営業時間】 9:00〜19:00

【定休日】不定休
※月1回程度休みあり。インスタグラムを要確認

歴史と情緒溢れる川尻の町を
お菓子と一緒に味わって！

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背番号 13

御菓子処天明堂／北川広美さん

令和元年に天明堂8代目を承継した北川広美です。

私が生まれ育った川尻は、長い歴史を持つ老舗が多い町です。港町だった様子がうかがえる情緒ある町並みに、職人さんが技を受け継ぐお店だったり、最近は美味しい飲食店も多く、魅力いっぱいの町です。

創業230年の老舗菓子店「天明堂」

当店は昔ながらの和菓子に加え、ケーキ等の洋菓子も作っています。川尻の老舗酒蔵「瑞鷹」さんの大吟醸を使った“酒かすてら”、そして“天明饅頭”は当店を代表するお菓子です。

奥に喫茶室も設けていますので、ゆっくりしていってくださいね。

“天明饅頭”、“酒かすてら”

川尻では30年程前から、6軒の和菓子職人が集まった「開懐世利六菓匠（かわせりろっかしょう）」というグループを作り、お菓子作り教室や工芸菓子の展覧会を行いながら町おこしに励んでいます。

2022年5月には地元の高校生がクラウドファンディングで、六菓匠のお菓子を販売してくれたんですよ！
せっかくならお菓子三昧。六菓匠のお店を巡るのもおすすめです。

六菓匠の方々の集合写真。「天明堂」「お菓子のいしはら」「菓匠たてやま」「菓舗梅園」「いわもと」「菓舗かずさ屋」

これからもっと県内外からお客さんが川尻に足を運んでくださるよう貢献していきたいですね。

近々、私が以前ガイドの仕事をしながら暮らしたメキシコのユカタン半島（かつてマヤ文明が栄えた地域）で愛されている伝統菓子を取り入れた、新作のお菓子をお披露目しようと思っています。期待していてくださいね！

【HP】 https://www.kitagawa-tenmeido.com

【住所】熊本市南区川尻1-3-39-2マップで見る

【電話】 096-357-9225

【営業時間】 9:00〜19:00

【定休日】元日

歴史の専門家が選ぶ最強の城1位！※
自らつぶやく難攻不落の名城

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背番号 14

熊本城／くまもとよかとこ案内人の会山本憲治さん（左）・朝永清寿さん（中央）・中村弘之さん（右）

私達「くまもとよかとこ案内人の会」は、熊本の豊かな自然と歴史、文化などを、アマチュアならではの素朴さと人情を交えて案内しています。
熊本と言えばやはり「熊本城」。これは、熊本を観光する際に外すことができないでしょう！

熊本城は、慶長12（1607）年、茶臼山と呼ばれた台地に、加藤清正公が当時の最先端技術と労力を投じて完成させました。以後400年にわたり日本のさまざまな歴史の舞台となり、日本三名城の一つに名を連ねています。

2022年9月に放送されたテレビ番組の、最強の城総選挙で1位に選ばれたことから、熊本城公式Twitterで「どうも、最強の城です。」と自己紹介ツイートをし話題に。

最強の理由に上がった「清正流石垣」は、緩い勾配から始まり、最上部がほぼ垂直になる石垣のことで、敵が途中で登れなくなってしまうため「武者返し」とも呼ばれています。また、迷路のように何度も折れ曲がる通路は、敵の侵入速度を弱める役割を持っています。築城から270年後の西南戦争では、西郷隆盛率いる薩摩軍13,000人に対し、熊本鎮台司令長官・谷干城（たにたてき）率いる鎮台兵3,500人が、約50日間に及ぶ籠城戦を耐え抜きました。

2016年の熊本地震で被災した熊本城は、現在復旧の途中ですが、城内に設置された350メートルの「特別見学通路」からは、武者返しや折れ曲がる石垣の通路を見ることができます。

特別見学通路からの熊本城天守閣

令和3年に復旧が完了した天守閣は、展示内容もリニューアル。最上階から熊本市をはじめ、遠くは阿蘇の山々を望む眺望を楽しめるようになりました。

全ての復旧が完了するのは2052年度を予定していますが、工事途中の景色を見ることができるのは今だけ。完全復旧への歩みを、ぜひご覧ください。

※2022.9/26放送、テレビ朝日系列「歴史の専門家が選ぶ　難攻不落！最強の城総選挙」より

【HP】 https://castle.kumamoto-guide.jp/（熊本城） https://www.k-yokatoko.com/（くまもとよかとこ案内人の会）

【住所】熊本市中央区本丸1-1マップで見る

【電話】 096-356-2333（城彩苑総合観光案内所・くまもとよかとこ案内人の会）

【営業時間】 9:00～17:00（最終入園16:30）

【定休日】年末（12月29日～12月31日）

熊本の食と文化の素晴らしさを
お伝えできるお店でいたい

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郷土料理青柳／倉橋恭加さん

「青柳」では来熊された方々に熊本の魅力を少しでも感じていただけるよう、おもてなしの心を大切に、さまざまな工夫を凝らしています。地震後再建したこのお店の外壁装飾は県花のりんどうがモチーフなんですよ！

昭和24年創業の老舗「青柳」

店内にも武者返しをイメージした滝、阿蘇をはじめ熊本を題材にした絵や染色作品、組子、天井絵などを散りばめています。さらに、江戸時代、武士のたしなみとして栽培が始まり、現在まで受け継がれている門外不出の花「肥後六花」を植栽したお庭も設けました。

店内1階の吹抜けを利用した長い滝

最上階にある特別室。小庭には肥後六花を植栽

“熊本城本丸御膳”

当店のスタッフは頭が下がるぐらい勉強熱心で、江戸時代の熊本藩の御膳料理を再現し「熊本城本丸御膳」を完成させたこともそうですが、現在はみんな一丸となって県内のさまざまな食材を求め、生産者の元へ足を運び、つながりを持つ取り組みを始めています。

収穫を手伝ったりもしているんですよ！
SDGsへの取り組みとして、熊本の自給率アップに貢献するために始めた事ですが、結果、お客様にも熊本の旬の美味しさを、より実感していただけるお料理を提供出来るようになったと自負しています。

県外からの人だけでなく、熊本の人にもぜひ味わって欲しいです！「熊本を好きになってもらいたい」という思いから、全員が「熊本観光・文化検定」に合格しようと頑張っている最中です。みなさんからのご質問に、なんでも答えられるように頑張ります！

【HP】 http://aoyagi.ne.jp

【住所】熊本市中央区下通1-2-10マップで見る

【電話】 096-353-0311

【営業時間】 11:30〜14:00／17:00〜22:00(オーダーストップ21:00)

【定休日】年末年始

町を盛り上げるみんなの想い
川尻のよかものが集まりました

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背番号 16

川尻商店粋／栗﨑剛さん

私達「一般社団法人川尻まちづくり」は、2021年3月にこのお店を開きました。

観光拠点になるスポット。レンタルサイクルも用意

「川尻商店粋（すい）」には、お米や野菜、味噌、調味料、お菓子、そして商店が開発したアイデアあふれる、ほかにはあまりない加工品など、川尻のよかもんオールスターが揃っています。

さらに、参加各店がアイデアを絞りながら、常に新商品の開発を頑張っており、これからも続々と新しいものが並んでいく予定です。ちなみに、私の本業は米屋なので、「今までにない」をテーマに味にバリエーションを持たせた“ぽん菓子”を開発中。2023年1月中旬から店頭に並べる予定なのでお楽しみに。

奥はイートインスペースになっていて、“川尻ハイカラサンド”や“ワッショイスムージー”など、軽食やドリンクもお出ししています。

ここを町歩きの計画を立てるベースにもぜひ使っていただけたらと思っています。おすすめスポットや分からない事は遠慮なくスタッフに聞いてくださいね！

カフェスペースで散策の計画を練るのはいかが？

さらに2階には、素泊まりの宿「川尻泊（かわしりのとまり）」があり、昔、川尻が藩の船着場として栄えたことから、この名を付けました。

和室8畳2間と、洋室8畳のリビングがあり、お風呂、トイレを併設。低料金設定に加え、川尻のお酒を1本サービスしています。

2階にある素泊まりの宿「川尻泊」

川尻にはまだまだ歴史価値のあるものが埋もれています。ホームページに周辺スポットを散策するおすすめコースを掲載していますが、今後は、そういった埋もれた魅力を整理して町歩きマップに繋げていきたいと思っています。まずは、当店においでいただき、川尻の魅力をお尋ねください。

【HP】 https://kawashiri-sui.com

【住所】熊本市南区川尻1-3-77マップで見る

【電話】 096-311-3777

【営業時間】 10:00〜17:00

【定休日】水曜

地元への思い入れから
生まれた公衆浴場です

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背番号 17

神水公衆浴場／黒岩裕樹さん

生まれ育った中央区神水で「神水公衆浴場」を営んでいます。

私が幼い頃は、この辺りに2軒の銭湯があったのですが、閉業してしまい、さらに熊本地震以降、既存の建物が取り壊され住宅が増えたことで、神水地区の夜は静まりかえった住宅街になってしまいました。その様子を見ていると寂しくて…。神水に賑わいを取り戻し、なおかつ災害時の入浴インフラに役立てたいと自宅1階を銭湯として開放することにしたんです。

壁には熊本県八代出身のイラストレーター・yoneさんの壁画が描かれている

水は地下水100％で、地下100メートルから汲み上げガスで沸かしています。含有物の中には、光の反射などでお湯を青くする成分があって、年末年始などで長くお休みした後などは特に強くて。もちろん、入浴には問題ないのでご安心を。こういった水の変化を楽しむことができるのも地下水ならではです。

実は私たち夫婦の本職は、構造設計一級建築士。両親と交代で、銭湯の業務と本職の二足のわらじを履いているんです。だからこそ、この建物はこだわりが強く、2度の地震を経験したからこその強度な構造、さらに、道後温泉と同じ工法・テラゾーを採用した浴室、アーチ状に組んだ屋根など、こだわり尽くしたものです。

地方初の「日本構造デザイン賞2020」を受賞するなど、数々の賞をいただいた銭湯の建物も、湯船につかりながらお楽しみください。

【HP】 https://www.instagram.com/kuwamizu_sento/

【住所】熊本市中央区神水2-2-18マップで見る

【電話】 050-1258-1556
（黒岩構造設計事ム所）

【営業時間】 16:00〜20:00

【定休日】火・木・金曜

サウナの西の聖地
名物・ゴリラグースを体感してください

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背番号 18

サウナと天然温泉湯らっくす／ゴリラ井上さん

2017年7月にサウナメインの施設に生まれ変わった『湯らっくす』ですが、ありがたいことに「サウナの西の聖地」とまで呼んでいただいています。

3つのサウナに加え、爆圧の滝のような水が落ちる水風呂「MADMAX」も好評。メインサウナでは、熱した石に水をかけるロウリュウの蒸気をタオルで仰ぎ熱波をおこす「アウフグース」が人気です！

メインサウナのアウフグースは12:00～翌1:00まで1時間に1度実施

さらにお客様にもっと楽しんでもらおうと考えたのが、エンターテイメント性を導入した野獣系アウフグース「ゴリラグース」です！威嚇スタイルでタオルを力いっぱい回し、お客様に攻撃するかのように仰いでいきます。そこに音楽やアロマなどの要素を少しずつ変化させ加えることで、いつ来ても楽しめるコンテンツになっているんです。

水風呂「MADMAX」。男性用には、柱に備え付けられた紐を持ちながらボタンを押すと滝が！

他のアウフグーサー（熱波師）もオリジナル性を出しているのでかなり楽しめるはずですよ。他にも、自分のペースで楽しめるようセルフロウリュウができる「メディテーションサウナ」や、真っ暗な中で静かに過ごす「大噴火瞑想大阿蘇」を用意しています。

今までサウナは……と思っていた方も、ここに来れば何かが変わると思います。温泉もありますし、24時間営業なので、好きなときに、疲れを取って心も身体も休めてもらえれば嬉しいです。

【HP】 https://www.yulax.info/

【住所】熊本市中央区本荘町722マップで見る

【電話】 096-362-1126

【営業時間】 24時間
（温泉・サウナは10:00～翌8:00）

【定休日】無し

子どもが集まるお店だからこそ
こだわりたいものがあります

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背番号 19

近藤製飴本舗／近藤弘毅さん

熊本県御船町で初代が飴を作りだしたのが始まり。そしてこの場所に支店を出しました。もう御船町に店はありませんが、私で5代目になります。

当店の自慢は、氷から手造りするかき氷。“熟氷”と名付けたのですが、熊本の美味しい水に水飴と僅かな塩を加えて炊き上げます。それを氷にして削ったら、そこから一晩寝かせて完成。食感はガリッじゃなく、サクッ。粘りを少し感じると思います。氷だけのストレートもなかなかいけますよ。

“熟氷白くま”。お客さんの中には氷だけでいただく人もいる

これは、父の代から受け継いだ製法で、アイスキャンディーも同じです。私の代になって、子どもが口にするお菓子だからこそ、こだわらないといけないと思い、化学調味料や着色料の使用をやめ、増粘剤の代わりにコンニャク粉を用いるようになりました。

全7種揃う“アイスキャンデー”。子どもには、1日1本限り180円を100円で提供

夕方になると学校が終わった子どもたちがお店に集まってきて、奥の座敷はとても賑やか。みんなで宿題をやっています。地震で全壊した店を建て直す際に、子ども達のためにとも思い、座敷席を設けました。昔から子どもの面倒を見るのは菓子屋の役割。祖父時代には居間にあげていたみたいです笑。

奥の座敷。氷菓子のほか、唐揚げや馬メンチ、フライドポテトなどの惣菜も注文できる

5〜9月以外はイベント等にキッチンカーで出店していることもあります。お店においでいただくのはもちろん、キリン模様のキッチンカーを見掛けたら、声をかけてくださいね。

【HP】 https://www.kondoseiamehonpo.com

【住所】熊本市中央区春竹町54マップで見る

【電話】 096-364-5975

【営業時間】 11:00〜19:00

【定休日】火曜、他不定あり

植木の工房で「愛着のたねをまく」を
コンセプトに作陶しています

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背番号 20

玄窯／齊藤博之さん

約10年前「ハンス･コパー」の作品を見て感銘し、作陶の道に入りました。そして師でもある「古守玄（こもりげん）」と出会い玄窯を引き継ぐことに。今は土の質感に銀などの金属を組み合わせる独自の技法を中心に用いて作陶しています。

北区植木町に工房を構えたのは2018年のことです。山と田圃・畑、のどかな田舎の風景に囲まれ、静かで落ち着くこの場所が大変気に入っています。井戸水が使えるのもポイント。作陶に水は欠かせませんから。

この場所でさまざまな分野の方々とのコラボーレションや製作活動に励みながら、陶芸教室も行っています。

2021年は、陶芸教室に計2,000人を超える参加者がありました。普段使う茶碗や湯呑みを作っていただいています。自分の手から生まれたものは愛着もひとしおですよ。作陶に関しては、手直しして欲しいというご要望があれば、手を加えさせていただきますが、基本的にみなさんの手が作りだした造形を大事にしています。

私が大切にしていることの中に、“愛着の種をまく”というテーマがあります。大量生産のモノが溢れた時代、ともすれば壊れたらまた買えばいいという感覚が支配しているようにも思えます。

しかし、器は作られた後に、使う人の暮らしになじみ、その人や家庭の色に変化していく…そう思いませんか？　例えば、家ではこれはおじいちゃんの湯呑みだとか、使う人の愛着が生活とともに加わっていくんです。茶渋やキズが愛おしく思えてくる。その感覚を大事にしていきたいですね。

現在、母屋を改修中で、将来的にはお茶会やシェフを呼んで料理を楽しんだり、器と生活の関わり方などにテーマを広げたワークショップや催しなどができるスペースにしたいと考えています。そちらも楽しみにしてくださいね。

【HP】 https://genngama.com

【住所】熊本市北区植木町内985マップで見る

【電話】 096-295-6001

【営業時間】 10:00〜17:00

【定休日】木曜

見て、聞いて、アートを楽しんで！
街なかにある美術館です

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背番号 21

熊本市現代美術館／坂本顕子さん

こんにちは、熊本市現代美術館で学芸員をしています坂本です。

「熊本市現代美術館」は、“多様なものを受け入れる寛容なまち”と“市民が心豊かに生きることができる未来の創造”というミッションのもと、一人ひとりの市民にとってなくてはならない、「現代の美術館」になるために、県内をはじめ、国内外で活躍するアーティストの企画展等の展覧会を随時行っています。

美術書等約6,000冊の書籍が読める「ホームギャラリー」

メインの企画展は有料ですが、館内には誰もが無料で入ることができ、展示や読書、イベントなどを楽しむことができるスペースもあります。老若男女問わず、ここでさまざまな文化に触れていただきたいです。

10月にオープンした「アートラボマーケット」。ワークショップなどが随時行われる

地元作家のオリジナルグッズも販売している

2022年10月、美術館の新しい「顔」として、日比野克彦館長のコーディネートで「ART LAB MARKET（アートラボマーケット）」がオープンしました。市民に開かれたコミュニケーションスペース＆ショップとして、アーティストとのワークショップなどが随時開催され、気軽に楽しめるスペースになっています。ワークショップの情報などはホームページに公開していますので、ぜひご確認ください。

【HP】 https://www.camk.jp

【住所】熊本市中央区上通町2-3マップで見る

【電話】 096-278-7500

【営業時間】 10:00〜20:00（展覧会入場は〜19:30）

【定休日】火曜（祝日の場合は翌平日）、年末年始

クラフトビール揃っていますよ！
「白川夜市」にも遊びに来てね

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背番号 22

voyager／ジェイソン・モーガンさん

クラフトビールはお好きですか？
「voyager」は、クラフトビールやハンバーガーが楽しめるバーです。

果物を使ったクラフトビールなどいろいろ揃っていて、飲み比べも楽しめますよ！

約60種のクラフトビールのほか、4種の樽生クラフトもあり

ハンバーガーはパティをつぶして焼く僕の母国・アメリカのスマッシュスタイルのバーガーです。

こだわりは焼き台を備えるところからはじまり、トッピングも自家製スモークベーコンを使うなどさまざま。ビールとの相性は、もちろん抜群です！

ニュージャージー州から2006年に“JETプログラム”の語学教師として熊本に来ました。とにかく熊本はいいところ！水がいいし。食材の宝庫で、食べ物も美味しい。そしてなにより街のサイズ感が暮らすのにちょうどいい。ちょっと足を延ばせば自然の中に身を置けるし。

プログラム終了後、帰りたくなくなって、ここで勉強を続けようと考え、大学院で国際文化研究を学びました。その後、共同創業者の田島巳起子と翻訳会社「(株)アドアストラ」を立ち上げ運営しています。

さらに、仲間と一緒に「Shirakawa Banks」という団体を2018年に立ち上げました。より楽しい街へ！という想いで仲間が集まったのですが、街を流れるポテンシャルたっぷりの白川に注目し、毎月第4土曜に大甲橋と明牛橋の間で「白川夜市」を開催しています。開催時期にもよりますが、これまで最大約5,000人のお客さんが来られています。

タイミングが良かったら、「白川夜市」にもぜひ立ち寄ってみてください。みかけたら、声をかけてくださいね。熊本市の魅力をたっぷりプレゼンします！

【HP】 https://voyager-beer.com

【住所】熊本市中央区九品寺1-1-26 River Port 9 1Bマップで見る

【電話】 096-200-7796

【営業時間】 18:00〜22:00
（金・土曜は〜24:00）

【定休日】木曜、他不定あり

全国NO.1のスイカ王国！
スイカのことは、まず当駅へ！

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道の駅すいかの里うえき／塩平英司さん

こんにちは。2010年に「道の駅すいかの里うえき」の駅長に就任した塩平です。「日本一のすいかの里」にふさわしい道の駅にしていけるよう、生産者のみなさんと連携して頑張っています。
当駅は、駅名の通り“植木スイカ”をはじめ、スイカに関する商品をズラリと取り揃えている道の駅です。スイカはいわゆる夏前から夏にかけてのレギュラーシーズンしか食べられないと思っている方が多いですが、実はそうでなく、当駅では1〜2月を除き、ほとんど年中スイカを販売しています。

取り扱うのは、梅雨前の4〜6月ぐらいが美味しいベストシーズンの春スイカと、10〜12月がベストシーズンの秋スイカ。どちらも美味しいと好評いただいています。さらに、スイカだけでなく、スイカのお菓子やスイカサイダー、スイカ酒まであって、とにかくスイカ三昧。スイカ好きの“聖地”を自負しています。

スイカばかり推しましたが、「実はスイカのみにあらず」（きっぱり）。

道の駅のある植木地区は、果物が育ちやすい水はけの良い土壌に恵まれ、さらに盆地特有の気候で寒暖差が大きいこともあり、糖度の乗った美味しい果物がたくさん栽培できる地域です。

季節毎の入荷フルーツ一覧。スイカは1〜2月も提供できるように生産者と計画中

それに、当駅には県内のさまざまな地域から生産者さんが野菜を持ちこまれるので、野菜も種類豊富に揃っています。さらに、直売所ということもあり、野菜や果物だけでなく、肉や魚、そして加工食品等もお得な価格で充実させています。普段の食事の買出しにも利用する方が多いのも、そういった理由からです。ぜひ、覗いてみてください。

【HP】 https://suikanosato-ueki.com

【住所】熊本市北区植木町岩野160-1マップで見る

【電話】 096-272-2333

【営業時間】 9:00〜18:30

【定休日】第3木曜
（祝日の場合は翌日、11･12月は休みなし）

熊本で育まれた味を大切に
美味しい一杯を世界中に届けます！

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背番号 24

味千拉麺／重光悦枝さん

こんにちは。「味千拉麺」副社長の重光悦枝です。味千のキャラクター・チイちゃんは、子どもの頃の私がモデルなんですよ。似てます？

「味千ラーメン」は先代で父でもある重光孝治が、熊本ラーメンの特徴のひとつであるマー油を開発し、久留米系ラーメンにニンニクを加えたことから始まりました。

そして昭和43年に、熊本県庁横に1号店として開店したのが、この本店です。それから50年以上、みなさまにご愛顧をいただき、現在は国内に約65店舗、海外に約704店舗のお店を展開しています。

昭和43年にオープンした１号店の現在

創業当時から変わらないこだわりの一つは、コクと風味のあるオリジナルの“千味油”。塩にもこだわり、海水と同じ成分の“沖縄塩”を使用しています。香り高い豚骨スープは、一度食べたらきっと忘れられない味になると自負しています。

当店は、「人と人の繋がり」を大切にしており、食の文化交流を目指して、１９９４年の台湾出店を皮切りに、シンガポールやアメリカなど世界中に仲間を増やしています。
どの国でも味千の味は同じになるように工夫していますが、国によってはその国の食文化に合わせた味付けを取り入れたバージョンも開発しています。ラーメンを通して熊本を知っていただき、日本に、熊本に行ってみよう！という流れができると、本当に嬉しいなと考えています。

味千拉麺は現在世界13カ国で769店舗を展開している。写真はイタリアのローマ空港店。

もちろん、これまで営業してこれたのは皆様に支えて頂いたからこそ。その恩返しとして２００８年から味千出前隊と称したボランティア活動をはじめました。養護施設や被災地など200箇所以上を訪ね、無料でラーメンをふるまっています。この活動はずっと続けていきたいですね。

近頃は、時代の変化に合わせて、低糖質の麺や食べ残しを減らす工夫など、健康と地球環境に配慮したラーメン開発に着手しています。熊本の美味しい水と空気、そして生産者のみなさんの想いがこもったラーメンは、熊本だけで味わえる限定ラーメンとして登場することもあるので、来熊の際には、ホームページなどをチェックしてみてください。

味千の名の通り、国内外、合わせて１０００店舗の実現を目指しています！その為にも熊本で育まれた味と想いを大切にしていきたいですね。

【HP】 http://www.aji1000.co.jp

【住所】熊本市中央区水前寺6-20-24（味千拉麺本店）マップで見る

【電話】 096-384-4433

【営業時間】 11:00〜22:00
（オーダーストップ21:30）

【定休日】元日

ここに来れば熊本が解る！
人文から自然まで揃う総合博物館

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背番号 25

熊本博物館／清水稔さん

熊本城の特別史跡内にある開館70周年を迎えた「熊本博物館」です。こちらで、1999年より学芸員（動物分野）をしている清水と申します。

当館は、人文系から自然系まで、ほぼ全ての分野を網羅している総合博物館で、熊本の歴史や文化、自然を知るにはもってこいの施設になります。5年の歳月をかけ2018年にリニューアルオープンし、1階は人文系、2階は自然系のフロアとなり、展示内容も一新しています。

1階人文系フロアでは、熊本城を築城した加藤清正公や、その後熊本（肥後）を治めた細川家ゆかりの展示があります。

藩主が所用していた甲冑のレプリカ（鎧や兜）をはじめ、細川家が参勤交代の際に使用した船「波奈之丸」の御座所部分「細川家舟屋形」は、日本最大級の展示ケースに収められ迫力満点ですよ。

「波奈之丸」の御座所部分。熊本城天守閣内より移築。
（所蔵:公益財団法人永青文庫、管理団体:熊本市）

さらに刀剣ブームで注目されている「同田貫」も不定期で展示しています（時期はHPやSNSで配信）。また、松本喜三郎氏と共に熊本の稀代の生人形師である江島栄次郎氏の作品も展示。

２階の自然系フロアでは、絶滅したニホンオオカミの全身骨格の展示や有明海の底から引き揚げられたゾウの化石が見もの。特にニホンオオカミは世界でもほんの数件しか所蔵していないほど、大変貴重な展示物になります。

ニホンオオカミの全身骨格（展示はレプリカ）

年に４・5回は特別展や企画展を行っており、プラネタリウムも常設しているなど見どころ満載。ここにくれば歴史や自然、文化など、「熊本」を広く深く知ることができる場所になっています。展示内容は、ホームページで確認できるので、チェックしてお出かけください。

【HP】 https://kumamoto-city-museum.jp/

【住所】熊本市中央区古京町3-2マップで見る

【電話】 096-324-3500

【開館時間】 9:00～17:00（最終入場16:30）

【休館日】月曜（祝日の場合は翌日）、12月29日～1月3日

「住み継ぎつなぐ」ゲストハウス
家族や友人との団欒を楽しんで

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背番号 26

スミツグハウス／末次宏成さん・彩良さん

熊本の繁華街や熊本城へ歩いていける好立地な場所にありながら、20年もの間空き家になっていた建物を、1棟貸切のゲストハウス「スミツグハウス」としてオープンさせたのが2016年のことです。

開業のきっかけは、私が九州大学の研究員をしていた時の経験です。オランダの都市建築デザイン研究や福岡のまちづくりの活動に取り組んでいた私は、民泊をしながら海外現地調査を行っていました。その際にホストや地元の人との交流を楽しんだことが、とても印象深かったのです。この空き家に出会った時、ここを、私が経験した民泊のような暖かい場所に。そして、「“住み継ぎ、つなげていく”ゲストハウスにしよう」とコンセプトを掲げ、オープンしました。

純和風の建物は築約60年経っており、日本の伝統的な佇まいは残しながら、現代の暮らしに合うよう機能性を高めリノベーションしました。
おかげさまで外国からのお客様には和の空間を気に入っていただき、他のお客様との接触がない１棟貸切のメリットから、ご家族を中心に県内の方にも多くご利用いただいています。

また、宿泊＋出張シェフのプランは、県内の人気飲食店のシェフを招き、自分たちの為だけにコース料理をふるってくれる贅沢な時間を過ごせると好評です。

他にも、施設内に陶芸小屋を設け、ろくろや手びねり、タタラ作りなど陶芸体験もできます。宿泊とセットにすることで粘土の成形から彫り込みまで時間をかけて手作業ができるのが魅力です。

現在スミツグハウスは、熊本城近くの3棟をはじめ計5つの拠点で営業し、妻の彩良が切り盛りしています。1棟貸切の宿泊はもちろん、時間貸しも可能です。少しの時間ですが、熊本で「暮らすように旅する」手助けになれば幸いです。

【HP】 https://sumitsugu.house/

【住所】熊本市中央区京町1-2-11
（スミツグハウスアトリエ棟スイート）マップで見る

【電話】 096−288−0641

【営業時間】チェックイン15:00・アウト10:30

【定休日】不定

熊本の馬刺し文化を
全国の人に届けたい

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背番号 27

馬肉専門店菅乃屋／菅浩光さん

馬肉＝馬刺しはもちろんですが、それ以上の可能性を、馬肉料理専門店として提案させていただいています。

4店舗ある飲食店の中でも「銀座通り店」では、“プレミアムな馬肉美食体験”をテーマに、馬肉と向き合ってきたシェフの経験を活かした創作料理でおもてなしをしております。味よし、見た目よし、健康によしの、例えるならば馬肉の三冠王的な料理。そう自負しています。

もともと加藤清正公が食し始めたことが起源と言われている熊本の馬肉食の文化。江戸時代には、「馬を食べると健康に良い」と言われていたようです。

馬肉は美味しいだけでなく、高タンパクでヘルシー。脂質が少なく、カルシウム・鉄分・ビタミンの含有量も多く、特に女性に必要なミネラルが豊富。近年は、筋肉を付けるためにトレーニングされる人たちの間で好んで食されているようです。

当店は先代である父が「健軍商店街（現・ピアクレス）」で食肉店を営業していたところ、お客さんに頼まれて2階で馬肉料理を提供するようになりました。これが、今の「菅乃屋レストラン」の始まりです。現在は4店舗のレストランほか、駅や空港、城彩苑などに直売店を開き、またオンラインショップで全国に発送しています。

銀座通り店の個室席

私たちの願いは、熊本の馬刺し文化をより多くの人に認知していただくこと。馬に生かされてここまで来ることができました。馬に対しての感謝の気持ちはいつまでも忘れません。

【HP】 https://service.suganoya.com

【住所】熊本市中央区下通1-9-1ダイワロイネットホテル熊本銀座通り2F（銀座通り店）マップで見る

【電話】 096-312-3618

【営業時間】 11:30〜15:00（入店は〜14:00、ラストオーダー14:30）／
17:00〜22:00（入店は〜20:30、オーダーストップ21:00）

【定休日】不定休

見ても楽しい、使っても楽しい
職人による伝統の手業にふれて

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背番号 28

くまもと工芸会館／宅野雄二朗さん

当館のある南区川尻は、かつて緑川で運ばれた材木の集積場であり、造船所を備えた細川藩の軍港でした。さらに、年貢米がここに集められ、関西方面に荷積みされていたこと薩摩街道の宿場町でもあったことから、人と物が集まる流通の中心地として賑わっていた歴史のある地域です。

国指定史跡 “船着場跡”

さらに、砂鉄が近くでとれるため室町時代より製鉄がはじまり、最盛期には鍛冶屋の数は50数軒あったと伝えられます。他にも桶屋が多くあったり、江戸中期から農村一帯で織られていた熊本独特の綿かすり「肥後かすり（純錦糸の藍染め）」も川尻で作られていたなど、多くの職人が暮らし営む町だったようです。

しかし、明治になって川尻にも鉄道が通り、工場での大量生産の時代が始まると職人も激減。当館が建てられた1991年には、鍛冶屋は10軒足らずになってしまいました。

熊本には、肥後象がんをはじめ、さまざまな伝統工芸がありますが、それら職人の技を途切らせることなく後世に伝承させること、それが工芸会館の大きな役割だと思っています。

私が勤めはじめたのが2007年で、現在は館長をしていますが、職人の方々の思いにふれていると、私も元気になるような気がするんです。「生涯現役」は私の信念なのでピタリとハマった感じ。休日でも、つい足が向いてしまうほどです。

日替わりで体験コンテンツも用意されている。写真は機織り

こちらでは、肥後象がんや陶芸、竹工芸、木工、七宝などの後継者や若者育成のため、数多くの年間工芸教室を行っています。年間教室終了後、自主講座でより高度な技術を学ぶ方もおられます。

“割込み鍛造”で造る川尻の刃物。研ぎ工程だけでも14段階ある

また、設備の整った刃物と陶芸工房もあり、刃物工房では、職人による刃物づくりと包丁研ぎを行っています。刃先全体の良い状態を保つためにも、少なくとも1年に1回ぐらいはきちんと研ぐほうが良いですよ。職人によって研がれた包丁の切れはひと味以上違うもので、プロの料理人さんも包丁を持ち込まれるほどです。

もちろん、観光で訪れた方にも、熊本の工芸を体験していただきたいと考え「日替わり工芸体験」も行っています。

作品を見て、気に入った作品があれば、職人と言葉を交わしてみてください。創作過程を見るのも面白いですよ。

【HP】 https://kumamoto-kougei.jp

【住所】熊本市南区川尻1-3-58マップで見る

【電話】 096-358-5711

【営業時間】 9:00〜21:00
（クラフトショップは〜17:00、実演・刃物・陶芸工房は〜16:00）

【定休日】月曜（祝日の場合は翌平日）

身体に良い食べものがやっぱり美味しい
だから楽しくて笑顔になる

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背番号 29

Root’s Purely／反後人美さん

「身体は食べたもので出来ている」。当たり前のことですが、自分や家族の病気に直面して、その事に改めて気づかされ、農薬や化学肥料を使っていないものってどこで手に入るの？と駆け回りました。それをきっかけに、九州の自然栽培や有機栽培のお米や野菜を販売するお店として、2005年に「ピュアリィ」をオープンしました。

それから約20年、世の中はずいぶんと変わり、「自然栽培」や「有機栽培」の認知度もかなり上がったと思います。

自然栽培・有機栽培の商品を扱うパイオニアであり、専門店の「ピュアリィ」は、常に農家さんのところへ出向き、一緒にこの農業を広げてきました。「援農体験」に参加するお客さんも増えています。

さらに、忙しい女性が少しでも簡単に料理が出来るようにと始めたピュアリィブランドの加工食品も、ラインナップが増えて、今では88種類。

ピュアリィブランドとして開発した商品の一部

梅鉢×purely、食材の良さを引き出す美味しさのコラボ

他にも、自然栽培の美味しいお米をもっと気軽に食べていただきたくて、ライスバーガーのテイクアウトも始めたり、店の奥と地下のレストランには、天然鮮魚にこだわった船場町の日本料理店「梅鉢」さんと、ピュアリィの食材がコラボしたメニューも。こちらもぜひ味わっていただきたいです。

【HP】 https://nh-purely.co.jp

【住所】熊本市中央区中唐人町15マップで見る

【電話】 096-323-1551

【営業時間】 10:00〜19:00
（レストランのランチは金・土・日曜11:30〜17:00、ディナーは17:00〜22:00）

【定休日】水曜

クラフトビールを文化に
熊本生まれのビールをどうぞ

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背番号 30

熊本クラフトビール・OISEAU（オワゾー）／鳥井誠人さん

1994年以降、酒税法改定によって小規模醸造所でもビールの製造免許を取ることができるようになったことから訪れた「地ビール」ブーム。父が立ち上げた「熊本クラフトビール」は、そんな時代に誕生しました。

熊本駅近くで産声を上げ、現在は東区御陵に場所を移し、私と兄で醸造を続けています。

私たちは、一般的なビールとクラフトビールの間、飲みやすく、親しみやすい味わいを目指してビール作りをしています。クラフトビールがブームになっていますが、そのままスタンダードな飲み物になるように、ベーシックな味わいを守りつつ、新しいものにチャレンジし、ブームを文化にしていきたいです。

右の4本はレギュラーのヴァイツェン、ダークラガー・ベールエール・ピルスナー。一番左は限定品のメルツェン

製造所では卸しがメインになるので、ぜひ、樽生ビールを飲んでいただきたいですね。弟の建伺が、中心市街地でビアバー「OISEAU（オワゾー）」をしているので、そちらもぜひ。

ピザやタコス、ソーセージなど、軽食がメインのバースタイルなので、気軽に1杯でもOK。事前予約でコースもご用意できますので、じっくり腰を据えてでも、お好みで。

クラフトビールというと敷居が高く、ビールのうんちくを知っていないと…なんて考える方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。難しいことは考えず、シンプルにビールが好き！という気持ちで楽しんでください。それが、作り手にとって、とても嬉しいんです。

【HP】なし

【住所】熊本市中央区下通2-1-20ホンダビル1Fマップで見る

【電話】 096-353-2110

【営業時間】 18:00〜24:00（オーダーストップ23:30）

【定休日】火曜

非日常的な空間で
記憶に残る思い出作りませんか？

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背番号 31

Roman BAR&THEATER／中川典彌さん

中央区練兵町に、大正時代に建てられ国の登録有形文化財にも指定されている、熊本最古の貸ビル「早野ビル」があります。この中に「思い出」をテーマにした場所があるのをご存じですか？
それだけ聞くと少し怪しいですよね（笑）。

映像クリエイターである僕が当ビル内に特別な貸切映画館「OMOIDE THEATER」を作ったのは、2020年のことです。現代は誰もが写真や動画を手軽に撮影できるようになりましたが、見返す機会はあまり多くはない気がしています。映像クリエイターになったきっかけに祖父の為に作ったビデオレターがあるのですが、祖父が亡くなった際に見返した時に、とても心動かされるものがあったのです。
その経験から、大切な映像を、大切なタイミングで、大切な人と見ることで、より記憶に残り、そこに「深い思い出」ができる…。それなら、そういう瞬間を作れる非日常的な場所を用意しようと思ったのが「OMOIDE THEATER」の始まりです。

大切な人と貸切で利用できる、最上階の映画館「OMOIDE THEATER」

2022年春にはBARスペースを作りました。最上階の映画館に行く前に思い思いの話をしたり、お酒を飲んだりするのもいいかもしれません。また同階には、ラジオ収録ができるスペースを作っています。大事な人との会話を録音することで、数年後の酒のつまみになったり、いつの日かの自分たちを思い出すきっかけになればいいなと思っています。

Barスペースでは、不定期でライブも開催。詳細はインスタグラムを要チェック

これまで、記念日のお祝いやプロポーズ、還暦祝い、米寿祝いなど、さまざまな方のさまざまな節目に寄り添わせていただきました。映像は私たちが作ることもできますが、皆様が誰かを想って作ったものを流すこともできます。

どうぞこの場所を使って、かけがえのない、記憶に残る思い出を作ってみませんか？特別な記念日を、熊本での旅のサプライズを、お手伝いいたします。

【HP】 https://www.instagram.com/roman.building/

【住所】熊本市中央区練兵町45早野ビル3Fマップで見る

【電話】インスタグラムにて
（＠roman.building）

【営業時間】完全予約制

【定休日】完全予約制

わくわく座で学んで熊本城へ。
何倍も楽しくなりますよ

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背番号 32

熊本城ミュージアムわくわく座／中川靖さん

こんにちは。「熊本城ミュージアムわくわく座」事務局長の中川です。

こちらは来場者のみなさまが、ここで見て、聞いて、さわって、体験していただく事で、熊本城をより楽しく見学できるようにと工夫が満載の、体験型のエンターテイメント空間です。

1階は熊本城や熊本の歴史を学び体験できるコーナー。 “熊本城被災・復旧プロジェクションマッピング”は、音と映像技術を駆使し、立体模型に石垣や瓦、櫓の崩壊等の被災状況を再現。さらに、熊本城が完全復旧するまでのイメージを見ることも出来ます。

1階「熊本城被災・復旧プロジェクションマッピング」

“石垣積み体験”は、石が抜けている石垣に正しい石を選びはめ込む立体パズルになっています。これが思ったより難しいんです。また、画面に出てくる加藤清正や宮本武蔵など、熊本ゆかりの有名人とクイズ対決を楽しめる“歴代有名人対局クイズ”もありますので、ぜひ挑戦してください。

2階の「ものがたり御殿」は、熊本城の歴史をドラマ仕立てで観覧できる場所になっています。最新のVR技術を用い、江戸時代の熊本城を再現映像で見ることが出来ます。可愛いキャラクターが登場する寸劇も行っていますよ。

当館が貸し出している衣装を羽織るだけで、忍者や町娘などに変身できる“なりきり体験”もおすすめ。お城や大広間、参勤交代の駕籠、実物大の馬の模型など、写真映えするポイントを多数用意していますし、そのまま熊本城見学も可能です。

お城でもたくさん写真に撮って、旅の思い出を作ってください。

旅の思い出に利用したい“なりきり体験”

おすすめは、当館を見学した後、熊本城へ向かうことです。より楽しくなると思いますよ。これからも、アイデアを駆使しながら楽しんでいただける仕掛けを、続々と登場させていきますので、熊本城を訪れる際には、ぜひお立ち寄りください。

【HP】 https://www.sakuranobaba-johsaien.jp/waku-index/

【住所】熊本市中央区二の丸1-1-1城彩苑内マップで見る

【電話】 096-288-5600

【営業時間】 9:00〜17:30（最終入館17:00）

【定休日】年末（変更の可能性あり）

国登録有形文化財の建物で
本を片手にコーヒーをどうぞ

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背番号 33

長﨑次郎喫茶室／長﨑圭作さん

こんにちは。私たち夫婦で喫茶室をやっています。

二人三脚で喫茶室を切り盛りする長﨑さんご夫妻

1874年（明治7年）に創業した書店の2階にある喫茶室で、この建物は1924年（大正13年）にスター建築家である、保岡勝也氏の設計によるものです。国登録有形文化財にも指定されているんですよ。

屋号にもなっている創業者の長﨑次郎からすると私は6代目。2013年に一度休業しましたが、2014年7月に1階を一般書店「長﨑次郎書店」として復活、同年10月に2階を「長﨑次郎喫茶室」としてオープンさせました。

オリジナルブレンドのコーヒーをはじめ、ナポリタンやカレーなど、喫茶店ならではのメニューを味わうことができます。隠し味は企業秘密。自分がおいしいと思う味を提供しています。

この「メロンソーダフロート」もノスタルジックな空間に似合うようで、みなさん写真を撮られますね。他にも「アイス珈琲ぜんざい」もおすすめ！いろいろ試して欲しいメニューがあるので、ぜひ通ってください。

また、混み合う時間はお待たせすることもありますので、窓から市電が通る様子を眺めたり、本を読んだり…と、のんびりお過ごしください。

お帰りには、ぜひ１階の書店ものぞいてみてください。客層のほとんどは近隣の人たちで、文庫本や雑誌、実用書などが数多く揃い、日常の生活の中で必要な本が多く「生活圏内の本屋」を目指していると聞いています。不定期で個展などのイベントも開催しているので、素敵な出会いがあるはずです。

【HP】 http://jirokissashitsu.otemo-yan.net

【住所】熊本市中央区新町4-1-19 2階マップで見る

【電話】 096-354-7973

【営業時間】 11:26～18:26（L.O 17:26）

【定休日】なし

熊本城の見える女性専門宿
リーズナブルに宿泊して城下町観光の拠点に

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背番号 34

染物と宿の中島屋／中島美希さん

加藤清正公が熊本城築城の際に造った城下町・新町で、ゲストハウスをはじめて12年になりました。オーナーである夫が旅好きで、子どもが出来て遠出ができなくなった際に、「旅行者を招いてお話を聞いて、旅行した気分を楽しもう！」と言い出したのが宿を始めたきっかけ。2016年には女性専用のゲストハウスとしてリニューアルしました。

館内にはドミトリーと個室を用意（※ドミトリー休止中）。元レストランの和風建築の趣を活かして、ご近所の呉服屋で使用されていた衣装箱「長持ち」などの古道具などで装飾しています。キッチンも自由にご利用できます。ひそかな人気スポットなのが、談話室に置いてある、開業当時から購入し続けている週刊少年ジャンプです。本当は12年分あるのですが、置ききれないので6年分ずらりと並べています。

1～2名用から7名個室まで用意

自由に使えるキッチン

また、ろうけつ染めで手ぬぐい、Ｔシャツ、スニーカーなど自分で作る染物体験もあります（※現在休止中）。何より低価格で泊まることができ、旅人同士でコミュニケーションを取ることができるのがゲストハウスの醍醐味のひとつ。日中は観光に出て、帰ったら旅の仲間との時間も楽しむ。自宅にいるような感覚で、疲れを癒したり、交流を深めたり、思い思いの時間をお過ごしください。

【HP】 https://nakashimaya.ikidane.com/

【住所】熊本市中央区新町2-11-6マップで見る

【電話】 096-202-2020
（対応時間16：00～21：00）

【営業時間】チェックイン16:00～22:00
チェックアウト10:00

【定休日】不定

地下水豊富な熊本の老舗銭湯です。
サウナで心身リフレッシュ！

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坪井温泉大福湯／野村雄亮さん

大正時代に創業した銭湯「大福湯」です。当施設の自慢は、ずばりサウナ！銭湯離れが懸念される中、最近はサウナブームということもあり、若い人が多く通って下さるようになって、ありがたく思っています。

サウナは110℃まで上がる高温のフィンランド式と中温の2つのサウナを設けています。なんといってもサウナの「整い」を左右するのは、熱くなった身体を冷やす水風呂。当店では、地下から汲み上げた冷泉を流しているので「整う」こと間違いなし。

温度の違う2種類のサウナがあるのでお好みで

こちらは男性浴場のみになりますが、北欧の冬のサウナ環境を再現させたくて作ったマイナス5度の冷凍室！急速にシャキッとしていく感覚は、ほかにはないと自負しています。ぜひ体験してください。

マイナス5度の冷凍室

銭湯は日本の大切な文化。昔から“裸のつきあい”と言いますが、広いお風呂にゆったりと浸かっていると心も和みます。さまざまな方が、年齢や社会的地位に関係なく、お互いに挨拶を交わし、裸のまま会話を楽しむ。それが銭湯の良さでもあり、旅行中の方も、銭湯に浸かり地元の方と話を交えると、すっとその町に溶け込んでいくのではないでしょうか。

大浴場には岩風呂、ジェットバス、電気風呂、Nano風呂など9種の風呂がある

学生は学生証持参で100円割引が受けられる

豊富な地下水でも有名な熊本ですが、かつては熊本市内に250軒あった銭湯も、今では8軒のみになってしまいました。現在、「熊本銭湯」というホームページを立ち上げ情報発信を行なったり、1月2日の酒風呂や5月5日のしょうぶ湯などのイベント湯も行っています。
市内の銭湯はそれぞれ独自の特色があり、巡っていただくのも楽しいと思います。「熊本銭湯」のホームページで紹介していますので、旅の楽しみとして公衆浴場を大いにご活用ください。

【HP】 https://kuma1010.com/custom/399

【住所】熊本市中央区坪井2-5-28マップで見る

【電話】 096-343-7868

【営業時間】 13:00〜23:00

【定休日】火曜

温故知新。しょうゆの
新しい味わい方を体感して

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背番号 36

うさぎカフェ・浜田醤油／濵田浩成さん

こんにちは。「浜田醤油」7代目・副社長の濱田です。

九州は甘口のしょうゆが一般的で、熊本は蔵元が50以上も存在する激戦区。その中で「浜田醤油」は1818年の創業以来、地元に根付いてしょうゆを造り続けてきました。

2016年の熊本地震で被災したことを機に大幅なリノベーションを実施。新たに「うさぎカフェ」とショップを併設しました。

被災時は正直閉業も考えましたが、県の復興事業やさまざまな方々からの支援、かねてより交流のあった世界的建築家・隈研吾氏のお力添えもあり、蔵の復興を決意しました。国の登録有形文化財の指定をもらっていたので難しいところもありましたが、伝統的な和小屋組の美しさ、歴史を物語る滑車などを随所に残しながら、まるで美術館のような蔵元に生まれ変わることが出来ました。

新設のカフェは、初代「卯七」、2代目「卯三郎」、3代目「卯作」、また、先代から現7代目が卯年生まれの縁から「うさぎカフェ」と命名しました。浜田醤油の新しい味わい方を体験して欲しいという想いから、メニューのほぼ全てに当社のしょうゆを使用。ソフトクリームやプリン、コーラフロートなどスイーツを中心にラインナップ。さらに、たまごかけご飯やビーフシチューも用意し、どれもこだわりの味に仕上げています。

しょうゆソフトをはじめ白玉団子や季節のスイーツが味わえる

しょうゆ蔵が国の登録有形文化財に指定されているのは、実は九州で2軒のみ。熊本では当蔵のみとなっております。九州・熊本ならではの甘めのしょうゆを使ったメニューを味わっていただき、伝統と歴史が息づく空間で癒されてください。

【HP】 http://hamada1818.com/home/

【住所】熊本市西区小島6-9-1マップで見る

【電話】 096-329-7111
（浜田醤油・代表）

【営業時間】 11:00～17:00

【定休日】日・月曜

演劇・音楽・マルシェ！
唯一無二の場所へどうぞ

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背番号 37

早川倉庫／早川祐三さん

「早川倉庫」は、明治10年に建てられた「岡崎酒類醸造所」から、日用雑貨の卸売業「川津本店」を経て、大正9年に曽祖父が独立し「早川商店」にしたと聞いています。

その後、太平洋戦争に行っていた祖父が、戦後帰ってきたときに始めたのが倉庫業で、昭和29年に「早川倉庫」を開業し、今に至ります。

当初は、新町に市場があったため、ニーズの高い、卸売業の干物や海藻、缶詰などを預かる倉庫業を行っていましたが、昭和40年代に田崎町に市場が移り、業者向けの倉庫業は厳しくなっていきました。しかし、うちはいち早く個人の荷物の預かりをしていたことが幸いし、倉庫業を続けることができました。

倉庫業の傍ら、2011年よりイベントスペースとしての活用もスタート。演劇やコンサート、酒造まつり、マルシェなど数多くのイベントを開催しています。

熊本の演劇バトル「DENGEKI」の会場になったり、そうそう、歴史的にも価値のある建物ということで、行定勲監督作品「うつくしいひと」では全編通して重要なシーンの撮影現場にもなったんです。熊本出身の俳優・高良健吾さんがこの場所で演技をされたんですよ。

ここ数年はコロナ禍でイベント利用が激減しましたが、少し落ち着き、2022年10月には２年間休止していたナチュラルワインのイベントも開催され、大いに賑わっていました。

写真でギターを持っていたので、「なんで？」と思った人もいらっしゃると思いますが、実は私自身もミュージシャン。不定期ですが、単独ライブも行っています。

ミュージシャンの早川祐三さんの単独ライブもここで開催される

この一帯は明治に建てられたうちのような木造の建物「町屋」が多く残っている風情のある町。私も、地域の仲間たちと活用方法を考えるなど、その町屋を守る活動をしています。ゲストハウスや飲食店などもあるので、そちらもぜひ利用してください。

【HP】 https://hayakawasouko.com/

【住所】熊本市中央区万町2-4マップで見る

【電話】 096-352-6044

【営業時間】 8:00〜18:00

【定休日】日曜、祝日

宿ごとに異なる泉質を楽しめる
「植木温泉」の美肌の湯をご堪能ください

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植木温泉旅館平山／平山愛さん

こんにちは。熊本市の奥座敷・植木温泉で「旅館平山」の女将をしている平山愛と申します。

植木温泉は、熊本城のある中心市街地から車で約40分の場所にあり、川を挟んだ左右に点在する宿それぞれに源泉を持っています。趣の異なる温泉を湯めぐりできるだけでなく、「美肌の湯」として温泉好きのみなさんに喜んでいただいている温泉地です。

絶世の美女・小野小町が産湯につかったという伝説の残る湧水「小野泉水公園」も近くにあり、さらに熊本は美人が多いと言われていることからも、私たちも植木温泉の良質なお湯には自信を持っています。

「旅館平山」はその温泉地にある宿の一つで、初代がポコポコと湧いていたお湯の良質さから、周囲に温泉施設にすることを勧められ宿を始めたと聞いています。

当館は1964年に創業してから約60年の間に2度の水害に見舞われてしまいましたが、多くの人に助けられて、今でも宿を続けることができています。そういったことからも、「自然からいただく温泉に感謝。温泉からいただくご縁に感謝」。この言葉を大切に、毎日を過ごしています。

植木温泉は、本当に温泉に恵まれていて、当館は「単純硫黄温泉」という泉質です。体を優しく包み込み、まるで化粧水につかっているような柔らかさが特徴。私自身、温泉ソムリエを取得し学んだことで、さらにこの温泉の素晴らしさに気づけましたし、全国の温泉ソムリエのみなさんからも「平山のお湯は素晴らしい」と言ってもらえたことに、素直に喜び、自然からいただく温泉に心から感謝しています。

もちろん、食事やサービスも自慢です。地元の生産者のみなさんが愛情たっぷり込めて育てた食材、それを料理長が丁寧に調理し、気さくな仲居たちがお客様に提供させていただいています。

他に、素晴らしい宿や温泉地がたくさんある中、お湯に惹かれ、食事に惹かれておいでいただくお客様が、素のままの自分で過ごしていただけたら…。そう願っています。

ぜひ、思い出を刻みに、植木温泉に足をお運びください。

【HP】 https://uekionsen.com

【住所】熊本市北区植木町米塚178マップで見る

【電話】 096-274-7111

【営業時間】チェックイン15:00、
チェックアウト11:00

【定休日】定休日：月曜（祝日の場合は火曜）

江津湖のスペシャルさに
ツアーを通して触れて欲しい！

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Fun earth
廣瀬哲也さん

江津湖でサップとカヤックのツアーを行っている「Fun earth（ファンアース）」の廣瀬です。江津湖は湧き水の湖。透明度は抜群で、水温が一定であるため冬場でも水草が生息しやすく、魚や昆虫などの水生生物や、野鳥も集まって来ます。

立って乗るサップは、水中を真上から眺められ、風がない日は、特に幻想的で吸いこまれそうなぐらい。驚くことに、野生のメダカが泳いでいるんですよ！

ここでツアーをはじめるきっかけは熊本地震後、江津湖から熊本を盛り上げようと発足した「くまもと江津湖魅力化推進協議会」に参加したことでした。そこでさまざまな意見を出し合っている中、江津湖でサップとカヤックを体験できるようにしよう！というアイデアが生まれました。

ツアーは約2時間、水前寺成趣園にほど近い上江津湖を周遊します。海や川に比べて波が少ないので、初体験の人でも比較的簡単にはじめられる環境条件が揃っているのも江津湖アクティビティの魅力。小学生以上は参加OKですし、子どもたちは30分もあれば、上手く立てるようになります。

アクティビティとは別ですが、熊本の貴重な水資源の象徴でもある江津湖を、未来に綺麗なまま残したいと考え、年に3回ほど清掃活動も行っています。

清掃活動「レイクリーン江津湖」サップに乗って湖底に落ちているゴミを拾う参加者

地域の人たちと共に守り続けられている、熊本が誇る湧水の湖「江津湖」。湖面から水中の様子が眺められる貴重な体験をどうぞ。

【HP】 https://funearth.club

【住所】熊本市中央区神水本町24
上江津湖旧市民病院側駐車場（ツアー集合場所）マップで見る

【電話】 090-7158-5888

【営業時間】 9:30〜／13:00〜
（ツアースタート時間）

【定休日】ツアー開催期間は4〜10月末
開催日についてはホームページで確認

大正建築と日本料理。
贅沢で穏やかな時間を

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背番号 40

神水茶寮／廣瀬勇也さん

私は、「健軍の杜木斛邸（たけみやのもりもっこくてい）」時代より総料理長を務めさせていただいております廣瀬と申します。

2022年8月には、「木斛邸」から、店名を「神水茶寮（くわみずさりょう）」として新たにスタート。厳選素材を用いた日本料理を中心とした創作料理を、変わらずお楽しみいただけます。

古き良き時代を感じさせる店内は、大正元年に京都から職人を招き建造された豪商水野家の旧邸を移築したものです。昭和60年、小岱焼再興に尽力した近重治太郎氏が2年もの歳月をかけこの地に移築し、後に「木斛邸」が譲り受け旧邸レストランとしてスタートしました。令和まで4つの時代を経ていながら、今なお贅沢で穏やかな空間を我々に提供しています。また、庭には樹齢100年を超える「木斛（もっこく）」の樹が荘厳かつ凛とした風情を漂わせ、春夏秋冬で変わる趣を感じさせてくれます。

大部屋からは木斛の樹が見える。個室も用意

私は、「木斛邸」の頃から料理を任されておりますが、野菜については特に好評をいただいています。西原村から朝採りで直接届く新鮮野菜は、前日までの養分をたっぷり蓄えているので、旨味も甘みも一般流通の野菜とは比べ物になりません。熊本市内にある「田崎市場」から直接仕入れる新鮮魚介を使った料理もおすすめです。

リニューアルを機に誕生した「姫御膳」。少しずつ色々な料理を楽しみたい人にぴったり

日本料理ならではの美しい見た目にもこだわり、蓋を開けた瞬間に「美味しそう」と思っていただける色使い、盛り付け、そしてもちろん味の隅々にまで配慮し、日々料理を提供しています。

馬刺しや辛子蓮根、人文字ぐるぐるなどの郷土料理はもちろん、ご予約いただければだご汁もご用意が可能です。

伝統建築と日本料理、日本が誇る文化と味を、ぜひ熊本でご堪能ください。

【HP】 https://mokkokutei.com/

【住所】熊本市東区健軍4-6-5マップで見る

【電話】 096-331-4555

【営業時間】 11:30～15:00（オーダーストップ14:30）
17:30～21:45（オーダーストップ21:00）

【定休日】水曜
（祝日の場合は翌日）

採りたての完熟フルーツは
うまかですよ！

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背番号 41

観光農園吉次園／前田大全さん

晴れた日は阿蘇までよーく見える眺めの良いところに「吉次園」があります。

当園は祖父が開いた4.5haの果樹園です。35年ほど前から、樹の上で完熟した果物を、みなさんが自分で収穫して楽しめるようにと観光農園をスタート。1年中、なにかしらのフルーツ狩りが楽しめるように、ブドウやイチゴ、りんご、みかん、柿、梨、栗、ブルーベリーといったさまざまなフルーツを育てています。

12月〜5月は、採れたての美味しいイチゴを楽しめる

「吉次園」で楽しめるフルーツの一例

熊本市の北に位置する植木町の土壌は水はけが良く、日当たりが良いだけでなく、糖度がのる条件でもある寒暖差も大きく、果物栽培に向いているんです。しかも当園は樹上完熟なので、なおさら！　果樹園からの景色を眺めながら、一緒に果物を食べると、きっと悩みも吹っ飛ぶはず！　そのくらい甘くて美味しいんです。

果樹園内には、予約制の貸しバーベキュー場があり、食材など必要なものを持ち込めばリーズナブルに楽しむことができます。徒歩2分の場所には、直売所とカフェもあるので、そちらもぜひ。

当園のフルーツをたっぷり使ったパフェや、お店で焼くほどワッフルにこだわったソフトクリームもお出ししています。

旬のフルーツとソフトクリームを一緒に！

県道沿いにあることもあり、ドライブやサイクリングの休憩がてら寄ってくださる方も多いですね。フルーツを使ったプリンも新しく開発したので、それもぜひ味わっていただきたいです。

【HP】 http://www.kichijien.jp

【住所】熊本市北区植木町木留556-1マップで見る

【電話】 096-273-2544

【営業時間】 9:00〜17:00（最終受付16:00、イチゴ狩りは10:00〜）
直売所
9:00〜17:00（カフェは10:00〜17:00、11〜2月は10:30〜）

【定休日】不定

旨かバナナになるごつ
裏のムロで熟成させとっとよ

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背番号 42

松田青果／松田邦彦さん

どうも！　寝ても覚めてもバナナのことばっかり考えとるバナナ専門店の店主です。

うちは昭和元年に創業した青果店で、当時はバナナは「黄色いダイヤモンド」て呼ばれとったとよ。

みんなが普段手にしとるバナナと、輸入した時のバナナは色が全然違って、緑色。バナナは害虫を防ぐために熟した状態で輸入ができんけん、緑色の状態で入荷するとよ。

到着した頃のバナナ。緑色でカチカチ

それをうちでは、育ったフィリピンと同じ環境にしたムロ（熟成室）に入れて、約1週間かけて旨いバナナに仕上げる。店頭に並んどるのは、今食べて美味しいバナナたちたいね。

取り扱うバナナは数種類あり、希少な品種が登場することも

だけん、よく「買って帰ってから美味しく熟成させる方法は？」というのを見かけるけど、うちのバナナは買った日に旨か状態まで熟成しとるけん、熟成を止める方法をおすすめしとります。1本1本乾いた新聞紙で包んで、バナナがつながっとる方を下にして野菜室に保存すると、2週間は旨かばい。

外気温や室内温、果肉の温度によって状況が変わるけん、基本的な熟成のマニュアルはあるけど、天狗になっとったら失敗して大変なことに…。この仕事に就いて35年以上、2泊以上の旅行には行っとらんし、出かけとってもバナナのことが頭から離れんけん、温泉に入ってもリラックスできんたいね。とは言え、年も重ねてきたけんこの先は、やれる分だけ頑張ろうと思っとります。

熊本に来たときは、旨かバナナば食べながら城下町散策するのはいかがですか？

【HP】なし

【住所】熊本市中央区細工町3-38マップで見る

【電話】 096-354-5255

【営業時間】 9:00〜18:00
（祝日は9:00〜12:00）

【定休日】日曜

剣豪・宮本武蔵の
二天一流を継承した道場です

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居合・武蔵館道場／松永哲典さん

「居合」ってご存知ですか？
詳しく知らない方が多く、よく合気道や戦う武道だと勘違いされているんですが、居合は刀を使って「己」を磨く武道です。

「二天一流」18代目・松永さん

人と対戦したり、勝ち負けを競うということはないので、言い方は悪いですが、派手で分かりやすさのある武道とは違い、地味な武道なんです。

つまり、「相手と戦う、相手を負かす」ではなく、向き合うのは自分。そこを突き詰めていく武道になります。だからこそ、鍛錬しながら形を磨いていくという世界ですね。

剣豪・宮本武蔵。細川忠利公が熊本に招き「五輪書」が完成したと言われる

「武蔵館道場」は、剣豪・宮本武蔵が確立した「二天一流」を曽祖父の時代から継承している松永家がやっている道場です。元をたどれば武蔵が師ですね。

道場では、居合体験も出来るのでいかがですか？

初めての方は刀を鞘から抜くことがなかなか出来ないので、みなさん四苦八苦されています。でも、体のつくり、腰の動かし方、刀の特性なども丁寧にレクチャーしますので、安心してください。

剣豪・宮本武蔵ゆかりの熊本で、自分という存在と向き合う「武道の本質」を、居合を通して体験してみてください。

あ、体験後は、ぜひ街で一杯。私もよく街で飲み歩いているんですが、道場で集中してひと汗かいた後の一杯は、たまらんですよ。

【HP】なし

【住所】熊本市中央区下通1-6-4武蔵ビル3Fマップで見る

【電話】 090-6429-4373

【営業時間】 ※体験時間や価格等はお問い合わせください

【定休日】不定

自然や野生への気づきを
動植物園を通して提供していきたい

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背番号 44

水辺の動植物園熊本市動植物園／松本充史さん

街なかから電車で１本。アクセスの良さも自慢の「熊本市動植物園」です。

市民のオアシスとして親しまれている江津湖に隣接しているのが特徴のひとつです。美しい景観だけでなく、野鳥を観察できたり、園内を流れる小川ではホタルを見ることもできます。園内にはホッキョクグマやゾウなど約120種類の動物が、みなさんの来園を待っていますよ。

当園では、できるだけ、動物たちが野生で生活していた暮らしに動物園の環境を近づける努力をしています。

そうすることで、動物たちも暮らしやすく、訪れる人たちも、動物たちの自然な姿を観察することができる。双方に嬉しいと言うわけです。

動物たちが暮らすスペースの他、観覧車などの遊具もあり、「いつも子どもたちで大賑わいです」と松本さん

2022年3月には、“フタユビナマケモノ”の飼育が始まり、植物園の大温室で観察することができます。木にいつもぶら下がっているので、なかなか見つからないかもしれませんが、がんばって探してみてください。

大温室で飼育される“フタユビナマケモノ”

動植物園の大切な役割の一つに種の保全があります。当園には国内に8頭しかいない“マサイキリン”がいて、鹿児島・宮崎の動物園と協力し合い種の保全に努めている最中です。青い顔に金色の毛が美しい“キンシコウ”の姿を見ることができるのも国内で唯一。

国内唯一、ここでしか飼育されていない“キンシコウ”

さらに、江津湖には絶滅の危機に瀕している“セボシタビラ”などの魚がいます。そういった江津湖の魚を集め“水辺のインフォメーション”で水槽飼育をはじめています。

“水辺のインフォメーション”で飼育される江津湖の貴重な魚たち

動植物園は、みなさんが自然や野生の事を知る上での入口的な場所。そのキッカケになるような教育プログラムやワークショップも随時開催しています。

今後は、2029年の開園100周年に向け、自然の状態を再現した“サバンナエリア”を設け、そこでキリンとシマウマなど多様な動物を、一つのエリアで飼育しようと考えています。これからも、訪れるたびに感動を与えることのできる動物園を目指していますので、楽しみにしていてくださいね！

【HP】 https://www.ezooko.jp/default.aspx

【住所】熊本市東区健軍5-14-2マップで見る

【電話】 096-368-4416

【営業時間】 9:00〜17:00（最終入園16:30）

【定休日】月曜（第4月曜は開園で翌日休み。いずれも祝日の場合は翌平日休み）

熊本のうまかもん、楽しかもん
やさしかもんが揃っとるばい！

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背番号 45

熊本屋台村／松龍努さん

地産地消で“うまかもん”、笑顔と会話で“楽しかもん”、価格と人情で“やさしかもん”。3つのおもてなしが揃った「熊本屋台村」が2022年6月に誕生しました！私は初代村長の松龍です。よろしくたのんます。

入口の飾られた提灯や玉名燈師が作成した竹灯籠は写真映え間違いなし

ここは、熊本を代表する飲食店や若手新規事業者、土産店まで個性ある全18店舗の屋台が揃っとる熊本の新しいランドマークです！

約50mの通称「上乃横通り」の両側に並ぶ店は、全て「店主1人: お客8人」の江戸時代から続く法則で作られとるとですよ。

店主と客が近か、客と客が近か。だけん一人で来てもいつのまにか仲良うなっとるとです。

料理は各店舗力を入れたメニューばかりで、馬刺しや辛子蓮根といった郷土料理はもちろん、牛肉や野菜、天草の魚など豊富な熊本の食材を使うて、熊本の味付けばした料理が楽しめます。

お通しもなかけん「1品1杯はしご酒」なんて使い方も面白かですよ。

周りと自然に仲良くなれるのは屋台ならでは

中央には「球磨焼酎ためし酒」があって、人吉球磨地方の球磨焼酎、全27蔵元の個性ある銘柄がなんと1杯100円で飲めてしまう。
こぎゃんとこは他には無かですばい！

12種類あり2カ月ほどで全蔵元が入れ替わる

熊本城下にある「熊本屋台村」。あらゆる熊本グルメが揃っとります。

繁華街の中心、そして電停の目の前にあるのでアクセスも抜群。気軽に寄ってはいよ！

【HP】 https://kumamoto-yataimura.com/

【住所】熊本市中央区城東町2-22マップで見る

【電話】 080-4974-2179

【営業時間】 12:00～23:30
（オーダーストップ23:00）

【定休日】第1・3・5水曜日

集う旅人の輪が広がる
竹あかりに包まれたゲストハウス

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背番号 46

ゲストハウス月が綺麗ですね／CHIKAKEN三城賢士さん

“竹あかり”×“熊本”をコンセプトにしたゲストハウス「月が綺麗ですね」は、私たち「CHIKAKEN」が運営しています。

当社は、社会問題化した放置竹林の竹を切り出し、穴をあけ光を灯す“竹あかり”を製作・プロデュースしている会社です。「人と人・人とまち・人と自然」をつなぎながら、熊本を拠点に全国各地で地元の人たちと、その土地にしかない“風景”と“物語”を創りつづけてきました。竹あかりといえば、2004年から続く「熊本暮らし人まつりみずあかり」や「くまもとお城まつり」が名物で、熊本城周辺が竹あかりで照らされて素晴らしい景色ですよ。

みずあかりの様子

全国各地で出会いつながった人たちが、熊本に来訪された時に迎え入れる場所を作りたい。そして、「竹あかりを見に来ました」という人たちに、イベントがない時期でも竹あかりをご覧いただける場所を作りたい。そんな想いからゲストハウス「月が綺麗ですね」が誕生しました。

客室は和洋の個室、ドミトリーは女性専用と男女混合タイプをご用意しています。もちろん、庭には竹あかりを設置し、毎夜ライトアップしており幻想的ですよ。ご希望があれば、竹あかりのワークショップも随時開催しているので、そちらも旅の思い出にぜひ。

ゲストハウスは普段出会えないような人と交流できるのが長所。泊まりに来た旅人たちが、竹あかりに照らされてつながり、その輪が広がっていくことも旅の楽しみのひとつ。みなさまの旅の時間をお手伝いできたらと思っています。

【HP】 https://tsuki-chikaken.com/

【住所】熊本市中央区世安町2-5-3マップで見る

【電話】 080-8411-5251

【営業時間】チェックイン16:00～21:00、チェックアウト～10:00

【定休日】不定

築120年の町屋で
自家焙煎のコーヒーと旅の小休憩を

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背番号 47

珈琲回廊コーヒーギャラリー／村井隆太さん

うちは生豆を選んで、その場でお好みに合わせて焙煎する体験型を大事にしたお店です。

「コーヒー豆のギャラリー」という名前の通り、約25種類の生豆を並べています。好みの味わいをスタッフに伝えていただければ、生豆を選ぶところからアドバイスしますよ。

生豆が並んだ奥には、焙煎機やカフェスペースが

お店の雰囲気もいいでしょう？
カフェをするなら城下町で、情緒ある雰囲気を残しながら和のブランディングをしていこうと思っていたところ、ご縁が繋がり、この築120年の町屋に出会いました。

１階は豆の販売・焙煎やカフェスペースを設け、２階では、不定期で展示会を行っています。開催情報はホームページをご確認ください。

和菓子の美術館をイメージした「虎之助」

他にも、ここから100メートルほどの場所に「虎之助」という和菓子店も経営しています。実は憧れがあって「加藤清正公の生まれ変わり」みたいな感じになりたいなと思っていて、幼少時代の名前をつけました。

旬の県産フルーツを使用した「虎之助」の和菓子

「珈琲回廊」や「虎之助」を通して、城下町や町屋に価値が出てくれば、それが目に見えないまちづくりだと考えています。みなさんに、「やることが何でもかっこよく見えちゃう」と言ってもらえる現象をつくりたいですね。

【HP】 https://www.coffeegallery.online

【住所】熊本市中央区西唐人町20マップで見る

【電話】 096-325-1533

【営業時間】 10:00〜21:00
（時短営業中のため～19:00）

【定休日】なし

400年以上作り続ける
辛くて旨い、辛子蓮根です

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背番号 48

森からし蓮根／森久一郎さん

熊本名物・辛子蓮根がどうやって生まれたかご存知ですか？

体が弱かった熊本藩・初代藩主の細川忠利公のために、当時、藩の賄い方をしていた私たちの先祖・平五郎が作った健康食品です。

蓮根の穴に和からしを混ぜた麦味噌を詰め、衣をつけて菜種油で揚げたもの

忠利公は辛子蓮根を大変気に入られ、みるみる元気になられたと伝え聞いています。実は、江戸時代（1632年）に完成したものの、明治時代まで門外不出でしたが、今では代表的な熊本土産の一つになっています。

当店は、お殿様も愛した辛子蓮根を約400年受け継いでいて、現在の当主でもある弟・森久裕が18代目。私は副社長として、この味を守っています。

ツンっとした辛子と味噌の甘味、蓮根の食感などが絶妙。5〜8mmにスライスしてそのまま食べるもよし、熊本の甘い醤油につけて食べるもよし。お酒のおつまみにピッタリです。

辛いのが苦手な方は、マヨネーズをつけて食べると、まろやかになりますよ。

辛子蓮根に合わせる醤油や、辛子蓮根風味のチップスも販売しています。特にチップスは、独特の旨辛さを再現したもので、かなりこだっています。ビールによく合うので、おつまみにもどうぞ。

【HP】 https://www.karashirenkon.co.jp

【住所】熊本市中央区新町2-12-32マップで見る

【電話】 096-351-0001

【営業時間】 8:00〜17:00

【定休日】なし

さつまいもスイーツで
目指すは熊本の新名物！

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背番号 49

芋の創作スイーツ金峰山堂／森田祐光さん

2021年にオープンしたさつまいもスイーツの専門店「金峰山堂」です。

しっとりとした舌触りと芋自体が持つまろやかな風味、そしてほんのりとした甘味。サツマイモはポテンシャルが無限大な素材だと思っています。

オープンのキッカケは、コロナ禍でサツマイモの消費量が落ち込み、その影響が生産者の収入減に直撃した話を伺ったことです。こんな時だからこそサツマイモを使ったお菓子に挑戦しよう！と思いました。

目指すは熊本の新名物！　熊本を代表するおやつと言えばやはり“いきなり団子”。これはご存知の方が多いと思います。私たちは、これを越える一品を求めて、パティシエとスタッフ一同、日々研究を重ねています。店名の「金峰山堂」を、熊本市民に愛されている「金峰山」からいただいたことも、この思いの表れです。

贈答用にも喜ばれている「いきなり蒸し羊かん」

そこで誕生したのが「いきなり蒸し羊かん」です。いきなり団子に負けないような商品を生み出したいと考えたもので、まず試していただきたい自信作ですね。

甘味を抑えた上品なあんこと熟成させたサツマイモはベストマッチの組み合わせ。羊羹にしたことで上品さも加わり、おもてなし用のお茶菓子としてもピッタリだと好評を得ています。

サツマイモの水分含有量は時期等によって一定ではないので、その日の気候などによって材料の配分を細かく調整しています。

2022年秋に登場した“とろける生大福”。サツマイモと生クリーム、餡子のとろける食感が絶妙

当店にはパティシエがいるのですが、彼女の繊細でこだわりを持った仕事には圧倒されます。彼女の作るお菓子は、見た目も美しく、自信を持ってみなさまに提供できるものばかり。

パティシエの塚野さん

和だけでなく洋も充実している当店のラインナップ。「お芋とチーズのモンブラン」やスイートポテト、プリン、さらにホワイトチョコレートを合わせた「白ヶ峰」も人気です。「しぼりたてお芋のモンブラン」や「お芋づくし金峰山パフェ」は、イートインでしかいただけないスイーツなので、お店でぜひ味わってくださいね。

【HP】 https://kinpozando.com

【住所】熊本市中央区安政町1-25石澤ビル1Fマップで見る

【電話】 080-3944-3867

【営業時間】 13:00〜21:00（イートインは〜18:00）
土・日曜、祝日は11:00〜（イートインは13:00〜18:00）

【定休日】不定

後世に残したい町屋。
大人の社交場が復活しました

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背番号 50

商工クラブ／山下みきさん

私の実家・料理谷家は、細川家の料理番を代々務め、熊本藩初代藩主・細川忠利公に「料理谷（りょうりや）」という名前をいただきました。「商工クラブ」は、明治時代に料亭として開業し、代々、料亭・宴会場・旅館や社宅としての歴史を歩んできた、築130年以上の町屋です。

「歴史的風致形成建造物」として熊本市に指定される

ところが、熊本地震で被災し営業が困難に。そして、解体の決断に迫られます。その時主人が、「こんなに立派な建物は残さないと」と言ってくれて。「商工クラブ復活」が二人の夢になりました。残念ながら主人は他界してしまいましたが、その想いを受け継ぎ、さまざまな人たちに助けていただきながら2021年の復活に至りました。

現在は、1階で飲食店の「.know」と「古町千」、2階の宿「葛籠〜つづら〜」が営業しており、茶室「妙味庵」とレンタルスペース「席貸」はイベント開催時に利用することができます。

出会ったことのないような料理が待つ「.know」

庭園を望むカウンターのみの店内で、囲炉裏で調理された唯一無二のフュージョン料理をいただける「.know」。

シンプルに鶏の可能性を追求した「古町千」

中心市街地で人気を博している「ひょごどり」が原点回帰を掲げてオープンした焼き鳥店「古町千」。

それぞれ、事前に予約が必須なほどの人気店になっています。

生まれ育った町屋が復活し、かつての賑わいを取り戻しつつある中、私の夢は、近隣の活気を取り戻したいということ。この通りを「商工クラブ通り」なんて呼ばれる日が来るように、これからも仕掛けて行こうと思います。

【HP】 https://showkoclub.jp

【住所】熊本市中央区西阿弥陀寺町6マップで見る

【電話】なし（問い合わせはHPの専用フォームより）

【営業時間】各店によって異なる

【定休日】各店によって異なる

熊本伝統の御國酒「赤酒」を守り
熊本の清酒を牽引する酒蔵です

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背番号 51

瑞鷹／吉村謙太郎さん

「瑞鷹」は、創業1867年、熊本伝統の御國酒「赤酒」を守りながら、熊本の清酒つくりを牽引する酒蔵です。私は、5代目の吉村です。

“赤酒”ってご存知ですか？　熊本では、伝統酒としてお屠蘇や御神酒として愛飲されていますが、料理酒としても活用されていて、独特の甘み旨み照りが出ると馴染みの深いお酒です。これ実は、肥後細川藩の御国酒だった歴史があり、江戸時代には、酒＝赤酒だったと言われています。

甘みをしっかり出した“東肥赤酒”はアルコール度数が日本酒より低く12度ほど

当社は、その赤酒を江戸時代から作り続けていて、150年以上の歴史を持つ酒蔵なんです。蔵には直売所もあり、お酒の試飲や購入ができます。気軽にお立ち寄りください。
予約制で利き酒体験も行っています。

慶応三年から続く「瑞鷹川尻本蔵」は、景観重要建造物に指定されている

日本酒の８割は水です。私たちが酒づくりに使用する阿蘇の伏流水には、適度なミネラルが含まれていて酒づくりにピッタリ。この水が欠かせない、酒造りに重要なもう一つの原料「酒米」造りにも、私たちは力を入れています。歴史や環境など恵まれた風土を活かして、私たちがチャレンジしているのは、地元熊本での無肥料栽培の酒米づくりです。完成した“純米吟醸崇薫（すうくん）”は、国内外の数々のコンクールで入選することができました。これまで積み重ねてきた酒造りの歴史と技術という当蔵の伝統を踏襲しながら、風土を感じ、さらに、無肥料栽培の酒米を使うことによって飲む人も作る人も、双方に優しい酒。未来を拓く酒づくりに取り組んでいる代表的な銘柄です。

それに、実は日本中で使用されている酵母の中でトップ３に入る吟醸酵母「熊本酵母（きょうかい９号酵母）」は熊本で生まれたもので、二代目の時に「瑞鷹」構内に作られた「熊本県酒造研究所」で誕生したという歴史もあります。当蔵ももちろん吟醸酒に使用していて、酵母と米、水など熊本にこだわっているので相性は良いですね。

今のお酒は量より質が求められる時代。酒づくりを通して熊本を元気にしたいという想いのもと、より質の高い酒づくりを行いながら、酒蔵を活用した周遊観光にチャレンジするなど、港町として栄えていた頃の風情が残る川尻を盛り上げていきたいです。

【HP】 https://www.zuiyo.co.jp

【住所】熊本市南区川尻1-3-72マップで見る

【電話】 096-357-7251

【営業時間】 10:00〜17:00

【定休日】月曜

築130年以上の町屋が
異文化交流の宿に生まれ変わりました

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背番号 52

料理谷邸葛籠〜つづら〜／ユン・ホンジョさん

細川家の料理番を務めていた料理谷家が、代々受け継いできた築130年の町屋「商工クラブ」で宿とドミトリーをしています。古い町屋でドミトリーをしている例はまだ少ないので、そこにポテンシャルの高さを感じ、オープンすることに。

「商工クラブ」は、明治時代に料亭として始まった大人の社交場。その2階が「葛籠（つづら）」です。北区弓削で民泊をしている経験があったことと、オーナーの山下みきさんと前職時代にご一緒する機会があったご縁で、お声をかけていただきプロジェクトメンバーに。

熊本地震で被災し、取り壊し直前だった建物でしたが、再生プロジェクトが動き出し片付けていると、100年以上前の“つづら”※が出てきたんです。その時、このつづらのように宿も100年200年と続いていけたらと考え、この名前にしました。
※衣服などを入れる植物のつるの編みかご

花嫁の支度部屋だった場所は「貴賓室」として特別な宿泊空間に。他のスペースは、個室やドミトリーを設け、フロント前のロビーをお客さま同士が交流できる場にしました。

韓国人である私にとって、韓国とゆかりのあるこの地域は好きな場所。ここに国籍関係なく旅人が集い、異文化が融合する。人と人、海外とこの地域をつなぐ役割りを果たしていきたいと思っています。

【HP】 https://tudzura.jp

【住所】熊本市中央区西阿弥陀寺町6マップで見る

【電話】 070-8424-9705

【営業時間】チェックイン15:00／チェックアウト10:00

【定休日】不定

城下町・古町の歴史と共に
昔と今の姿をご案内します

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背番号 53

熊本城下町古町町案内／瑠璃さん

加藤清正公が築いた熊本城。
そして城下町には、400年前から変わらない町割りや古い町屋を活かした商店などが残っています。

古町は、商人・職人が多く住んでいた町で、現在は呉服町や細工町、魚屋町、万町、小沢町など16の町を総称して「古町」と呼んでいます。

ここは、観光地として整いすぎず、人々の暮らしや歴史が残る魅力の多い地域。母親のふるさとであるこの場所に移り住み、そのことに気づいた私は、もっと多くの人にこの町のことを知っていただきたいと思い、町案内人の修業をスタートしました。

それから10年以上の年月が過ぎ、熊本地震という壁に直面しながらも、町屋を残そうと奮闘する人々の思いや、町のファンになってくださるリピーターの方も多く、これまでやって来ることができました。また、フランス語などへの対応もしているので、海外のお客様にも喜んでいただいています。

お客様の時間や興味のあるものなど、ニーズを伺いながらオーダーメードで町案内をしています。地区の名前にちなんだお話や、地域の人たちとの交流も楽しんでいただける古町のまち案内。ディープな町案内を目指しているからか、リピーターの多くは、意外にも県内のお客様なんです。嬉しいことです。

この古き良き古町はタイムトリップできる場所。みなさんが足を運んでくださることが、町屋を守り、景観を守り、歴史の継承にもつながります。楽しい古町の住民にも会いにきてください。

【HP】 https://jokamachi.com

【住所】熊本市中央区呉服町3-24こめとく2Fマップで見る

【電話】 096-355-0601

熊本地震にも負けない、
江戸時代から残る蔵の力強さを感じてください

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背番号 54

兵庫屋本店／渡邊稔晃さん

15代「投手」、あ、間違えた、15代当主の渡邊です。

加藤家が改易され細川家が藩主として熊本を治めていた頃、ご先祖様が武士から商人に転身し、1715年に質屋を創業しました。西南戦争で店舗が焼失しましたが、その後商売を再開。みそ・醤油は1800年代ごろに作り始め、現在は製造委託で販売しています。

店頭に小売スペースを設け、右奥が資料館

お土産にもちょうど良いミニサイズも。熊本ならではの甘口しょうゆ

麹を仕込んでいた室（ムロ）は、観光で訪れた人たちに楽しんでいただけるように資料館として開放しているんです。海外の方にも喜んでいただいています。
※資料館の開館状況は事前にお尋ねください。

室の中には、1915年に味噌しょうゆをパナマ運河開通記念博覧会に出品した際にもらった感謝状や、質屋時代の帳簿など、歴史を感じるものがたくさん並んでいますよ。

資料館のレンガの壁は、当時は珍しく、ヨーロッパのワイナリーをヒントにした二重構造で、もみ殻を詰めて断熱壁にしていたとか。相当、お金をかけていたみたいです（笑）。

蔵自体も江戸時代から残っているもので、熊本地震の際には酷く揺れましたが、明治時代の大地震に続いて、今回も無事に乗り越えてくれました。それを経験して、「この建物を残したい」と強く考えるようになったんです。

それと、今は製造委託をしているので麹からは作っていないのですが、「蔵ぐせ」が出ることから、ちゃんとこの蔵にも菌がいるってわかったんです。昔から馴染んでいる伝統の味が、この蔵に残っている。お得意様が、「兵庫屋のじゃないと」と言ってくださるのが、何よりの証拠だと思います。

みなさんにも、この建物の力強さと包み込むような安心感を感じていただくと同時に、この蔵だからこそ生まれる味噌・しょうゆを味わってください。

【HP】なし

【住所】熊本市中央区新町3-4-2マップで見る

【電話】 096-352-0280

【営業時間】 8:30〜18:00

【定休日】第2・4土曜、日曜、祝日

「MADE IN KUMAMOTO」として、
もっと熊本市をアピールしたい！

55

背番号 55

村上宗隆／東京ヤクルトスワローズ

くまもと出身のプロ野球選手。2022年、NPB日本人選手によるシーズン最多記録の56号本塁打を達成。史上最年少となる22歳で、令和初の三冠王を獲得するなど、いくつもの記録を塗り替えた。

2021年に熊本市親善大使に就任。
就任時には「人としても野球人としても更に成長し、“MADE IN KUMAMOTO ”として、もっと熊本市をアピール出来たらと思います。」と語った。

小泉八雲熊本旧居

明治24年（1891年）11月、熊本大学の前身である第五高等中学校の英語教師として島根の松江中学校から赴任し、明治27年10月までの3年間を熊本で暮らしました。
熊本に来て最初に住んだ家がこの家であり、この家を借りるにあたって、ハーンは家主に頼んで神棚を設けました。毎朝神棚に拍手（かしわで）を打って礼拝し、人力車で学校に通っていたハーンは日本の心を深く愛していました。日本を世界に紹介した「知られぬ日本の面影」「東の国から」などの著書は熊本での生活から生み出されたものです。
昭和30年代に取り壊しの危機が訪れましたが、小泉八雲熊本旧居保存会が結成され、現在地に移転し保存されることになりました。

2016年の熊本地震により被害を受けましたが、復旧工事を経て翌2017年から公開を再開しています。

【HP】 https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/62

【住所】熊本市中央区安政町2-6マップで見る

【電話】 096-354-7842

【営業時間】 9:30～16:30

【定休日】月曜（祝日の場合は翌日）、12/29～1/3

御馬下の角小屋みまげのかどごや

この建物（母屋）は、江戸時代、庄屋を務めるかたわら質屋・酒屋を営んだ堀内（赤木）家の住宅であるとともに、豊前街道を往来する細川・島津などの大名が休憩所として使用したお茶屋の跡であり、薩摩藩主島津斉彬（しまづなりあきら）と共に西郷隆盛も立ち寄ったといわれています。
そのため、商家としての役割を果たす店舗や茶の間などの部分と大名一行を迎えるための「御成りの間」「次の間」「御用人の間」などをあわせ持つ、珍しいつくりになっています。黒光りする柱や梁、鴨居に施された木象嵌（もくぞうがん）など当時の姿をそのまま残しており、日本古来の木造建築のすばらしさを見ることができます。熊本市は西南戦争や第二次世界大戦で多くの建物が失われており、熊本市に残る数少ない江戸時代の建造物でもあります。
資料館や母屋には堀内家の江戸時代から昭和に至るまでの古文書や当時の人々の暮らしぶりを伝える道具類などの資料を展示・収蔵しております。

【HP】 https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/55

【住所】熊本市北区四方寄町1274マップで見る

【電話】 096-245-2963

【営業時間】 9:30～16:30

【定休日】月曜（祝日の場合は翌日）、12/29～1/3

後藤是山記念館

後藤是山（ごとうぜざん）は明治19年（1886年）大分県久住町（現在の竹田市）に生まれました。
九州日日新聞社から国民新聞社（東京）に派遣された是山は、徳富蘇峰（とくとみそほう）から直接指導を受けるとともに、徳冨蘆花（とくとみろか）や当時の著名な文化人達の感化を受けました。
熊本に帰り編集を任せられるようになった是山は文芸欄の拡充に尽力し、東京で知り合った著名な俳人・歌人･画家達を紙面に登場させ、人々の目を見張る紙面をつくりました。また、中央で活躍していた武者小路実篤の公演や朝倉文夫の彫塑展などを企画するなど、熊本の文化振興に貢献しました。現在高橋公園にある谷干城の銅像を朝倉文夫が製作しているのも是山の尽力があったからこそです。
館内には与謝野鉄幹・晶子（よさのてっかん・あきこ）夫妻の色紙や短冊、堅山南風（かたやまなんぷう）の絵手紙などを収蔵しており、約半年ごとにテーマを変えながら展示しています。
記念館の奥には徳富蘇峰に「淡成居」（たんせいきょ）と名付けられた是山の旧邸があり、縁側からは季節ごとに姿を変える庭園を楽しむことができます。
2016年の熊本地震により被害を受けましたが、復旧工事を経て翌2017年から公開を再開しています。

【HP】 https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/130

【住所】熊本市中央区水前寺2-6-10マップで見る

【電話】 096-382-4061

【営業時間】 9:30～16:30

【定休日】月曜（祝日の場合は翌日）、12/29～1/3

熊本洋学校教師ジェーンズ邸

この建物は、熊本洋学校に外国人教師ジェーンズを迎えるため明治4年（1871年）に建てられた、熊本県内に現存する最古の洋館で熊本県の重要文化財に指定されています。
ジェーンズは明治4年から明治9年（1876年）までの5年間ここで暮らし、熊本の若者達を教育し、熊本の近代化の礎となりました。
また、この建物は明治10年（1877年）西南戦争の際、佐野常民（さのつねたみ）が征討大総督有栖川宮（ありすがわのみや）から博愛社（現在の日本赤十字社の前身）の設立許可を受けた場所でもあります。
元は古城（現在の第一高校）に建てられましたが、役割を変えつつ移転を繰り返し、水前寺成趣園の東側隣接地に移設されました。しかし、熊本地震で倒壊し、現在の水前寺江津湖公園の一角に移設されることになりました。復旧に際しては古写真などを基に建築当初の色合いに戻したほか、失われていた煙突も復原しました。

※地震の復旧工事のため休館中。写真は地震前のものです。
場所を移転して2023年9月1日開館予定（隣接していた夏目漱石大江旧居は開館中）

【HP】 https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/72

【住所】熊本市中央区水前寺公園マップで見る

【電話】熊本市文化財課
096-328-2740

【営業時間】 ---

【定休日】 ---

夏目漱石内坪井旧居

明治29年（1896年）、第五高等学校（現在の熊本大学）の英語教師（小泉八雲の後任）として来熊した夏目漱石。
彼は4年3か月の熊本滞在期間中に6回も転居。そのうち、5番目に移り住んだ家で、最も長い1年8か月を暮らしたのがこの家です。漱石が移り住む前は五高の教頭で友人でもあり、漱石が亡くなった際に弔辞を読むことになる狩野亨吉が住んでおり、狩野の紹介で漱石は移り住みました。当時、新婚だった鏡子（きょうこ）夫人と暮らし、長女筆子（ふでこ）が誕生した夏目家にとっての思い出の家。後に、鏡子夫人が「熊本で住んだ家の中で一番良かった」と語ったといわれています。筆子の産湯に使った井戸や、漱石の五高の教え子で後に物理学者で優れた随筆家となった寺田寅彦（てらだとらひこ）が泊めてほしいと頼んだ馬丁小屋（ばていごや）などが現在も残っています。
夏目漱石の住んだ空間でゆったりとしたひと時を過ごしてみませんか。

※地震の復旧工事のため休館中、2023年2月9日(漱石の誕生日)に予定。

【HP】 https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/79

【住所】熊本市中央区内坪井町4-22マップで見る

【電話】熊本市文化財課
096-328-2740

【営業時間】 9:30～16:30

【定休日】月曜（祝日の場合は翌日）、12/29～1/3

徳富記念園

徳富記念園は徳富兄弟の著作や大江義塾の資料などを展示する記念館と、兄弟が実際に過ごした徳富旧邸で構成されています。
徳富蘇峰（とくとみそほう）は熊本洋学校から同志社に学び、17歳の時に熊本に戻りました。明治15年（1882年）19歳の時に旧邸内で大江義塾を開き、その後出版した「将来之日本」が出世作となり上京しました。
徳冨蘆花（とくとみろか）は蘇峰と５歳違いの弟であり、名作「不如帰」「自然と人生」で文壇の異色作家として注目を浴びました。
明治9年（1876年）10月、神風連の変勃発時、蘆花は旧邸の中2階から炎上する町並みを目撃し、後に「恐ろしき一夜」にその様子を記しています。
旧邸の南西隅の一室は兄弟の父で横井小楠の高弟であった一敬（かずたか）の居間で、明治天皇が明治五年に来熊した際に宿泊した中央区新町の会輔堂に設けられた厠を移築して改装した部屋です。
また、この庭にそびえるカタルパの木は蘇峰の師新島襄（にいじまじょう）がアメリカ土産に贈った種子の2世・3世であり、毎年5月中旬に上品な真白い花で覆われます。
熊本地震からの復旧を終え、2022年12月8日に開園しました。

【HP】 https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/74

【住所】熊本市中央区大江4-10-33マップで見る

【電話】熊本市文化財課
096-328-2740

【営業時間】 9:30～16:30

【定休日】月曜（祝日の場合は翌日）、12/29～1/3

横井小楠記念館（四時軒）

幕末維新の開明思想家として知られる横井小楠（よこいしょうなん）の旧居。
内坪井（現在の熊本市中央区坪井）に生まれ、安政2年（1855年）に沼山津に移り住んだ小楠は、家塾「四時軒（しじけん）」を開き、多くの門弟を養成しました。かの坂本龍馬や「五か条の御誓文」を起草した由利公正（ゆりきみまさ）、「教育勅語」の起草に尽力した元田永孚（もとだながざね）、「大日本帝国憲法」の草案をつくった井上毅（いのうえこわし）らもこの「四時軒」を訪れています。
「四時軒」の名前は四季折々の眺めを楽しめるところからきており、今も南に広がる田園風景を楽しむことができます。
「四時軒」の隣りには横井小楠記念館が建てられており、小楠に関する資料のほか、勝海舟や吉田松陰、西郷隆盛などの、小楠にゆかりのある人々の資料も展示されています。
また、「四時軒」から北東方向へ10分ほど歩いたところに、小楠の銅像や頌徳碑（小楠の徳をたたえる碑）などが建てられている、小楠公園もあります。

※2019年9月20日より記念館のみ公開しております。
地震の復旧工事のため四時軒は休館中、2023年2月15日(小楠の命日)に開館予定。

【HP】 https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/64

【住所】熊本市東区沼山津1-25-91マップで見る

【電話】 096-368-6158

【営業時間】 9:30～16:30

【定休日】月曜（祝日の場合は翌日）、12/29～1/3

リデル、ライト両女史記念館

ハンナ・リデルは明治24年（1891年）英国国教会の宣教師として来日し、２年後に熊本に来ました。ある時、咲き誇る桜並木の下にうずくまるハンセン病患者たちの悲惨さに心を打たれ救済にあたる覚悟をしました。
そのため、英国、日本の教会、政財界に寄付を募り、明治28年（1895年）回春病院を創立しました。
リデルの死後、二代目の院長として姪のエダ・ハンナ・ライトがその職務を遂行しました。
しかし、太平洋戦争の始まる直前の昭和16年（1941年）２月３日回春病院が閉鎖され、ライトは国外追放となりました。
ライトは戦後再び来日し、龍田寮の子どもたち（父母がハンセン病療養所菊池恵楓園に入所している児童）の世話をして過ごしました。
現在記念館となっている建物は大正7年（1918年）にハンセン病を研究するために建てられた研究所で、当初は平屋でしたが後に2階建てに改築され、ライトの住まいとなりました。
この記念館には、ハンセン病患者のために生涯を捧げた両女史の遺品や政財界に働きかけた文書、貞明皇后（ていめいこうごう）からの手紙、回春病院内の患者達の生活を知る写真などが展示されています。

2016年の熊本地震により被害を受けましたが、復旧工事を経て2019年から公開を再開しています。

【HP】 https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/119

【住所】熊本市中央区黒髪5-23-1マップで見る

【電話】 096-345-6986

【営業時間】 9:30～16:30

【定休日】月曜（祝日の場合は翌日）、12/29～1/3

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